「白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々」映画(DVD)感想
こちらもネット上で評判が良かったけど、公開時見逃してしまった映画「白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々」(原題名「SOPHIE SCHOLL DIE LETZTEN TAGE」)をDVDで見ました。
「ヒトラー・最後の12日間」と同時期に製作、公開され”対を成す作品”といわれた映画です。こちらも事実を元にした半ドキュメンタリー風のドラマです。
ナチ政権下で反ナチ活動家のゾフィー・ショルとその仲間「白バラ」が反ナチ的なビラを作って配布した為に捕らわれて尋問され裁判にかけられるという物語ですが。題名に最後の日々と入っている為に結果も予想がつきますが、あえて言及はしません。
最近、尋問、裁判物が続きますが、今回は冤罪ではありません、当時の法律から行けば確かに違法行為に当たります。証拠も押さえられて八方塞り、認めざるを得ません。
反ナチ的なビラを印刷しただけで重罪とは、いかにも非人道的な法律ですが、ヒットラーを支持してその政権を作っていったのも当時のドイツ国民という事もまた事実です。
証拠を並べられるまでは頑なに否定していたゾフィーも事実を認めてから後は、ナチ政策の誤りを取り調べ官に、裁判官に訴えますが、通じるはずもありません。聞いてしまえば自分の身が危うい事が判っているからです。
その裁判において、公開されるのを望んでいたものの、出席者は、弁護人も含めて全て政権側の人間という形ばかりの裁判で、あっという間に審理も終了して判決が下されます。
この判決までの早さが”実は政権側の人間もゾフィー達が訴える事実”を感じていたからに他ならないと感じさせます。作戦の拙さから戦争は敗北へ向かっていて、非人道的なユダヤ人差別から欧州内で孤立しているという事を国民に知られたくないという焦りが、彼らの罪状を重くして判決を早めていったのです。裁判に出席したナチ制服、軍服組も薄々判っている事なので、微秒な同様が現れていました。
改めて言論の自由の尊さを感じさせる映画でした。
開放してくれたはずの連合軍ですが、その後ドイツの半分は更に言論の自由を奪われた、管理社会になってしまったのは歴史の皮肉としか言いようがありません。(参照「善き人のためのソナタ」 記事)
他国民に対して非人道的取調べをしたり、(参照「グアンタナモ」 記事)言論統制がされつつあるアメリカや、弁護人がいるけど大した証拠もなく有罪判決を下す日本の司法制度の現状を危惧しないわけにはいきません。(参照「それでもボクはやってない」 記事)
あとは世界がこの時代に逆戻りしないように祈るばかりです。
白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々-
評価★★★★
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» 白バラの祈り ゾフィーショル、最期の日々/SOPHIE SCHOLL-DIE LETZEN TAGE [我想一個人映画美的女人blog]
夏に公開された「ヒトラー〜最期の12日間」では、
ヒトラーの残虐さ,惨さを映画として観る(知る)ことが出来た作品だった。
この映画の中でタイピストをしていた秘書の女性が
「自分と同い歳のゾフィーの存在を知って、初めて罪に目覚めた」と衝撃的な発言をしていたんだけど、こちらの「白バラの祈り」では
当時、ヒトラー打倒を市民に呼びかけた実在のグループ「白バラ」に所属したミュンヘン大学の女学生、そのゾフィーを軸として描いた実話で
逮捕されてからた... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 01時49分
» 「白バラの祈り」見てきました。 [よしなしごと]
最近メジャーな作品もそうですが、単館系とは行かないまでもあまりメジャーでない映画も見るようになってきました。例えば、沈黙の追撃や、グレートビギンなどです。今回は、ノンフィクション映画白バラの祈りです。... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 02時04分
» 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』 [映像と音は言葉にできないけれど]
日比谷のシャンテ・シネで観る回数が増えています。それというのも、ここは最近とても興味深い作品を上映してくれるからです。 [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 07時14分
» 『白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々-』 [Sweet* Days ]
白バラの祈り -ゾフィー・ショル、最期の日々-
CAST:ユリア・イェンチ 他
STORY:1943年2月、ドイツ、ミュンヘン。反ヒトラーのビラを大学に撒いた罪として、非暴力的レジスタンス「白バラ」のハンス・ショルと、妹のゾフィー・ショル(ユリア・イェンチ)が逮捕される・・・
実に暗くて、重い重い作品。
ナチス政権下を描いた作品を見ると辛くなるというのは承知の上ですが。
「白いバラ」・・・ミュンヘン大学の学生によって行われた非暴力的反ナチス運動。
私、この「白いバラ」の存... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 07時51分
» 白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 [ネタバレ映画館]
白バラのゾフィーのように信念を貫き通すこと。そんなことが若い頃の自分にできたであろうか。 [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 08時35分
» 目を見開け!良心に従え! 「白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々」 [平気の平左]
評価:80点{/fuki_cool/}
白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々
反ナチスのグループ「白バラ」に所属したミュンヘン大学の女学生、そのゾフィー・ショルの最期の5日間を描いた作品。
これは中々すごい映画でした。
是非、「ヒトラー 最期の12日間」とあわせて観て欲しい作品ですね。
この映画、長い長いとは聞いていましたが、ホント尋問シーンが長い。
すみません、2分ほど別の世界に行っ�... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 09時26分
» 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』 [ラムの大通り]
----これも実話なんだって?
「そうだね。ヒトラー政権末期の1943年。
『打倒ヒトラー!』の文字を町中に書き、
郵便やビラで国民に自由を呼びかけた
“白バラ”と呼ばれた若者たちのグループ。
その紅一点、ミュンヘン大学の女学生
ゾフィー・ショルの最期の日々を描いたドイツ映画なんだ」
----ヒトラー関連のドイツ映画って今年、他にもあったよね。
「『ヒトラー〜最期の12日間〜』だね。
あの映画のラストで、
ヒトラーの元タイピストの女性が
自分と同じ年... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 11時20分
» 白バラの祈り〜ゾフィー・ショル、最期の日々 [シャーロットの涙]
ゾフィー・ショル、21歳。ヒトラー打倒を市民に呼びかけた実在のグループ「白バラ」の紅一点。・・・素顔は青春を謳歌するミュンヘン大学に通う一女学生。
1943年。ヒトラー独裁政権末期。非道な戦争を終わらせたいと誰もが言いたくても言えなかった時に、国民に「自由」を呼びかけた「白バラ」。
ゾフィーはそのメンバー達の唯一の女性だった。
素顔はビリー・ホリディやシューベルトを愛し、普通に恋をしている多感な女の子。その彼女が�... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 20時35分
» 『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』’05・独 [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ]
あらすじ1943年、ドイツのミュンヘン。ヒトラーによる圧制を疑問視するハンスとゾフィーの兄妹は反ナチス組織"白バラ"のメンバーに加わっていた。そんなある日、ゾフィーは大学構内でビラをまいているところを見つかりゲシュタポ将校に連行されてしまう。やがて尋問官...... [続きを読む]
受信: 2007年2月20日 (火) 22時36分
» 気の向くままに♪ [気の向くままに♪]
天気が悪い日には、部屋でのんびり映画鑑賞がいいんじゃないでしょうか(笑)その日はあまり天気が良くないから、二人でのんびり部屋でDVDでも見てのんびり過ごそうって話になりました。天気予報が、確実に雨だったので、その日はおとなしくしていようという話になりました。家を出る前に彼は傘もって無いってメールしてきたので、心配でしたが、なぜかぬれていない。あれ??って思ったんですが、彼はぬれるのが絶対いやだったらしく、しっかりタクシーできました(笑)ぬれてたら、一緒にお風呂入ってあったまっ...... [続きを読む]
受信: 2007年2月22日 (木) 17時14分
» 白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 [映画を観たよ]
これまた実話。
最近こういう重いのが多い気がしますね。
反ナチ組織「白バラ」の女の子メンバーのゾフィーの死刑になるまでを描いているわけですが・・・
前半は大学でビラまいて捕まっちゃいます。この辺はちょっとドキドキで見れたんだけどその後の尋問がかなりきつかったです。
ゾフィーは犯行を否定しているんですがただ淡々と会話してるだけで何度寝ようと思ったことか・・・
でも寝なくてホントよかった。
... [続きを読む]
受信: 2007年2月22日 (木) 18時57分
» 白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 [とにかく、映画好きなもので。]
ヒトラー政権に立ち向かったある少女の話。
1943年のミュンヘン。第二次世界大戦の末期のドイツでは、スターリングラードでのドイツ軍大敗の噂が広まる中ヒトラー独裁政権は続いていた。
そんな最中、ヒトラー独裁政権を批判し、戦争終結を叫....... [続きを読む]
受信: 2007年2月24日 (土) 12時56分
» 白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々 [映画通の部屋]
「白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々」SOPHIE SCHOLL-DIE [続きを読む]
受信: 2007年2月24日 (土) 13時45分
» 映画「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」 [ミチの雑記帳]
映画館にて「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」★★★★★
数多くのナチス関係の映画を見、本を読んできたけれど、また素晴らしい映画に出会った。
ヒトラー政権を批判した実在のグループ“白バラ”のメンバー、ゾフィー・ショルが逮捕され、5日間の短い尋問の末判決、処刑に至るまでを描いた史実に基づくストーリー。
映画のほとんどがゾフィー(ユリア・イェンチ)とゲシュタポの尋問官モーア(アレクサンダー・ヘルト)の一対... [続きを読む]
受信: 2007年2月25日 (日) 08時46分
» 『白バラの祈り ゾフィー・ショル最期の日々』 [・*・ etoile ・*・]
この映画は知らなかった。半額レンタルなので何本かまとめて借りようと物色していて手に取った。「第二次世界大戦中のミュンヘンで大学に通うゾフィーは、兄のハンスや数人の仲間と反ナチ活動をする”白バラ”に加わっていた・・・」という、これは実話。ゾフィーは当時21歳...... [続きを読む]
受信: 2007年3月 4日 (日) 04時11分
» 白バラの祈り−ゾフィー・ショル、最期の日々 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『ヒトラー政権に立ち向かった 二十一歳の女性ゾフィーの勇気に 世界中の観客がすすり泣いた感動の実話』
第二次世界大戦中にナチ独裁下のドイツで抵抗運動を行った非暴力主義の実在のレジスタンス・グループ「白バラ」の紅一点、ゾフィー・ショル(ユリア・イェン....... [続きを読む]
受信: 2008年3月19日 (水) 22時56分







































コメント
TB有難うございました。
本当に、あの時代に逆戻りしないように
切に祈りたいです。
投稿: YOSHIYU機 | 2007年2月20日 (火) 22時40分
YOSHIYU機さん、はじめまして
コメント&TBありがとうございました
現在の日本では、当たり前の様に享受している、自由と平和ですが過去の犠牲の上に成り立っているという事も忘れないで、有り難く思って大事にしていきたいです。
投稿: くま | 2007年2月20日 (火) 22時53分
こんにちは!
TBありがとうございました。
こちらのTBが反映されずすみません。
観ていて辛い映画でしたが、鑑賞して良かったと思います。
『ヒトラー最後の12日間』を鑑賞した時にも感じたのですが、ドイツが事実を真摯に描こうとした映画は凄いと思います。
ところで『鳥山石燕』の本の紹介をupしました。
そこにくまさんのブログ名を勝手に書かせて頂きました。
事前に連絡せずに申し訳ありません。
それでは失礼致します^^・
投稿: 由香 | 2007年4月17日 (火) 17時02分
由香さん、こんばんは、いつもどうも
確かに見ていて辛い映画ですが、良い映画でした。
「ヒトラ~」とセットで紹介されてる訳が判りました。「善き人~」もそうですが、ドイツ映画はしっかり過去と向き合っていて偉いと思います。
『鳥山石燕の記事も拝見しました、もちろん事後報告でもOKです。むしろ載せてくれてありがとうございます、と言わせていただきます。
こちらにもTBしますね。
投稿: くまんちゅう | 2007年4月17日 (火) 23時31分
くまさん,TB有り難うございました.
ゾフィー・ショルのこの映画は数ヶ月前から見ようとは思っていたのですが,なかなか見る勇気がありませんでした.
見終わった後も,心に残る映画でした.でも見て良かった.見るべき映画でした.
作った人たちに敬意を表します.
投稿: ほんやら堂 | 2007年7月15日 (日) 23時41分
ほんやら堂さん、コメントありがとうございます
重いテーマなのでキッカケが無いとなかなか勇気が出ないですね、辛い終わり方と判ってはいても悲しくなりました。
>心に残る映画でした.見るべき映画でした.
本当にそう思います。真摯に過去と向き合うドイツ映画人を尊敬します。
投稿: くまんちゅう | 2007年7月16日 (月) 00時02分