「パラダイス・ナウ」映画感想
パレスチナゲリラの自爆テロを実行する青年達の物語、「パラダイス・ナウ」(原題Paradise now)を見て来ました。
イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区の町ナブルスにすむ2人の青年が自爆テロを実行する真での8時間を描いた作品。
前回の(第78回)アカデミー賞の外国語部門にノミネートされ、授賞式前にイスラエルのテロ被害遺族から抗議を受けたと言ういわくつきの作品だそうだ。
昨今ではテロリストを絶対悪として描くのではなく「彼らが何故テロ攻撃に至るかを考える」作品(シリアナ等)も増えてきた、この作品もその一つ。
占領下という閉塞状態に暮らす若者が、どのような考えで生きているかを青年のセリフでつきつけている。「占領下の人生は牢獄と同じ」「平等に生きられなくても平等に死ぬ事は出来る」と。
イルラエルに抵抗してきたパレスチナの歴史的背景と、イスラム教原理主義の思想が重なって、自爆テロ実行者は「殉教者」として英雄視され、密告者は裏切り者として処刑される、双方のビデオが撮影され町で売られている現実なども交えて淡々と語られていく。
テロを実行させる組織も、若者に「神聖な偉業」を押し付けながら、なにか違和感を感じさせる。
娯楽として楽しむ作品ではないので、見る人を選ぶ映画かもしれない。
今世界で何が起こっていて、何が問題なのかを知ろうという人にはお薦めしたい。
http://www.uplink.co.jp/paradisenow/(公式サイト)
パラダイス・ナウ
(DVD情報)
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» パラダイス・ナウ [映画のメモ帳+α]
パラダイス・ナウ (2005 フランス/ドイツ/オランダ/パレスチナ)
原題 PARADISE NOW
監督 ハニ・アブ・アサド
脚本 ハニ・アブ・アサド
ベロ・ベイアー
撮影 アントワーヌ・エベルレ
音楽 Jina Sumedi
出演 カイス・ナシフ アリ・スリマン ルブナ・アザバル
「イスラエル軍が空爆してくるなら、われわれは自爆するしかないじゃないか」
今回、ご紹介する映画... [続きを読む]
受信: 2007年3月14日 (水) 01時18分
» パラダイス・ナウ [映画、言いたい放題!]
ブロガー試写会に行ってきました。
自爆テロの任を受けたパレスチナ人の二人の若者の48時間を描いた映画。
監督のハニ・アブ・アサド氏はパレスチナ人だけれど
スタッフにはイスラエル人もいるという。
また、第78回アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたものの、
そ... [続きを読む]
受信: 2007年3月14日 (水) 01時29分
» 彼らを自爆テロへと向わせるもの『パラダイス・ナウ』 [はなこのアンテナ]
晴れ渡る空の下、礼服に身を包んだ二人が向う先は…
「物事を”邪悪”と”神聖”にわけるのはナンセンスだ。
私は複雑きわまりない現状に対する人間の反応を
描いているのです」―ハニ・アブ・アサド監督
イスラエルで繰り返されている自爆テロのニュースでは、
いつ、どこで、どういったシチュエーションで、
何という組織の何人の加害者によってそれが行われ、
何人の被害者が出たか…が伝えられるのみである。
しかし、各々の事件の背景には私達日本人には計り知れない
現地の複雑な歴史的・地政学的事情が控えており、... [続きを読む]
受信: 2007年3月14日 (水) 07時43分
» パラダイス・ナウ [見なきゃ死ねるか!聴かなきゃ死ねるか!]
監督:ハニ・アブ・アサド原題:Paradise Nowキャスト:カイス・ネシフ、 [続きを読む]
受信: 2007年3月15日 (木) 13時57分
» 正と邪と。 [ひょうたんからこまッ!]
『パラダイス・ナウ』paradise now(2005年・フランス/90分)公式サイトブロガー対象試写会監督Q&A付き舞台挨拶2月11日(日)10:00〜上映/11:40〜舞台挨拶UPLINK FACTORYにて鑑賞。「物語を“邪悪”と“神聖”にわけるのは、ナンセンスだ。私は複雑きわなりない現状に対する人間の反応を描いているのです。」ハニ・アブ・アサドそれは、今まさしく同じ地球上で行われていること。同じ... [続きを読む]
受信: 2007年3月15日 (木) 14時44分
» 映画:パラダイス・ナウ ブロガー試写会 [駒吉の日記]
『パラダイス・ナウ』ブロガー試写会(アップリンクファクトリー)
「正しいことなのか?」
石造りの家々、豊かではなけれど静かな生活を送っているような人々・・・ある日青年たちは必然であるかのように自爆テロの指令を受け、準備を整えて実行へと向かっていく。
毎日... [続きを読む]
受信: 2007年3月15日 (木) 14時49分
» パラダイス・ナウ [カリスマ映画論]
【映画的カリスマ指数】★★★★☆
これが彼らの『在り方』
[続きを読む]
受信: 2007年3月17日 (土) 15時45分
» パラダイス・ナウ [メルブロ]
パラダイス・ナウ
上映時間 1時間30分
監督 ハニ・アブ・アサド
出演 ルブナ・アザバル カイス・ナシフ アリ・スリマン
評価 7点(10点満点)
会場 アップリンクファクトリ−(試写会)
監督インタビュー動画
ブロガー試写会ということで、またも...... [続きを読む]
受信: 2007年3月17日 (土) 23時17分
» パラダイス・ナウ [日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~]
ヨルダン川西岸地区のイスラエル占領下にある町、ナブルスに住む青年、サイードとハーレド。自爆攻撃の任務を与えられた二人が自爆攻撃に向うまでの48時間を描いた作品です。
例えば、多くのユダヤ人をガス室に送り込むことに力を貸した人々、隣人同士で残虐な殺し合いを繰り返... [続きを読む]
受信: 2007年3月19日 (月) 00時21分
» パレスチナの、“幽閉者”たち… 『パラダイス・ナウ』+α [瓶詰めの映画地獄 ~俄仕込みの南無阿弥陀佛~]
自爆テロ―。
自分の命を犠牲にしてまで他人を傷つける……。
ボクらにとってはたまにニュースで聞くぐらいの認識しかない中東という地域の、
言い方は不謹慎だけど今や代名詞的なキーワードになっている、
とても正気の沙汰とは思えないこの凶行の心的原動力を理解することは、
たとえばガソリンの値段が高騰しても、
それを世界の問題へとなかなか拡大できない(それがフツーだけど)ボクらには到底不可能だ。... [続きを読む]
受信: 2007年3月21日 (水) 12時21分
» パラダイス・ナウ [シュフのきまぐれシネマ]
パラダイス・ナウ
@東京都写真美術館
監督・脚本:ハニ・アブ・アサド
出演:カイス・ネシフ/アリ・スリマン/ルブナ・アザバル/アメル・フレヘル
製作年: 2005年
製作国: フランス=ドイツ=オランダ=パレスチナ
配給: アップリンク
上映時... [続きを読む]
受信: 2007年3月28日 (水) 07時32分
» 『パラダイス・ナウ』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
抑制された演出で真摯に訴えかけてくる、シンプルながら力強い。
イスラエル占領下のナブルスに住むザイードとハレードが、自爆攻撃を遂行することになった48時間を描く。この『パラダイス・ナウ』という映画のタイトルを認識したのは去年のアカデミー賞ノミネート作品発表後のことだった。本作が外国語映画賞部門にノミネートされたことに対し、イスラエルの自爆攻撃被害者の遺族たちが、ノミネート中止を訴えたというニュース報道があり、必然的にこの映画について興味をもった。やはりアカデミー賞受賞はならなかったけれど、ノミ... [続きを読む]
受信: 2007年3月31日 (土) 23時04分
» パラダイス・ナウ [とにかく、映画好きなもので。]
2人の男。ザイードとハレード。遂行の名の元に揺れた二人の生は、まことしやかに地上を歩む。
ヨルダン川のナブルスに住む二人の男が車の整備工場で何とは無しに働く姿から始まるこの視点劇が、ラストに至るあまりにも強烈な視線に翻弄される。
....... [続きを読む]
受信: 2007年4月23日 (月) 22時02分
» パラダイス・ナウ [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:ハニ・アブ・アサド
キャスト:ルブナ・アザバル
カイス・ナシフ
アリ・スリマン 、他
■ストーリー■
イスラエル占領地、ヨルダン川西岸地区... [続きを読む]
受信: 2007年5月 8日 (火) 20時45分
» ★★★★「パラダイス・ナウ」ルブナ・アザバル、カイス・ナシフ... [こぶたのベイブウ映画日記]
自分の命をかけて自爆テロをするような人は、狂信的で、私とは違う人間だと思っていた。でもこの映画の、サイードとハーレドは極悪でもなく、ごく普通の青年に思えた。若い者に「他に選択肢はない」と思わせる、テロ組織の年配者たちが、とても印象的だ。単純な善悪の判断...... [続きを読む]
受信: 2007年7月 1日 (日) 01時34分
» パラダイス・ナウ 89点(100点満点中) [(´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ)]
超偉人伝説はナイトスクープからパクりすぎ
公式サイト
パレスチナ人監督とイスラエル人プロデューサーの主導により、欧州各国の協力の元製作された、パレスチナ人テロリストによるテルアビブでの自爆テロを題材に、それを行うテロリスト本人を主人公として描いた映画。
...... [続きを読む]
受信: 2007年7月13日 (金) 01時23分
» パラダイス・ナウ [映画鑑賞★日記・・・]
【PARADISE NOW】2007/03/10公開製作国:フランス/ドイツ/オランダ/パレスチナ監督:ハニ・アブ・アサド出演:カイス・ネシフサイード、アリ・スリマン、ルブナ・アザバル、アメル・レヘル、ヒアム・アッバス、アシュラフ・バルフム
爆弾を巻き付けた時の気持ちってど....... [続きを読む]
受信: 2008年1月 5日 (土) 17時12分
» 『パラダイス・ナウ』'05・パレスチナ・仏・独・蘭 [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ]
あらすじロケット弾が時々飛んでくるイスラエル占領下の町ナブルスで、自動車修理工として働く幼なじみのサイード(カイス・ナシフ)とハーレド(アリ・スリマン)。何の展望も見出せない日々を過ごしていたある日二人は自爆攻撃の実行者に選ばれる・・・。感想一昨年のア...... [続きを読む]
受信: 2008年3月14日 (金) 21時12分
コメント
TBありがとうございました。
私はパレスチナ人が多く住むヨルダンに3年ほど駐在したので、その間、数多くのパレスチナ人と親交を持ちました。そういう意味でも、映画で描かれた主人公達の境遇には同情できる(だからと言って、テロを肯定するものではないけど)。映画の中で描かれた風景はそのままヨルダン郊外の風景に重なります。国境なんて、人間が便宜上、勝手に引いた境界線に過ぎません。そこに生きとし生けるもの全てにとっては関係のない話。この世界を複雑にしているのは人間なのですよね。
このところ数多く目につく欧米人の目を通して見た第三世界の姿。一見フェアな視点で描かれた作品だとしても、当事者から見れば、異を唱えたいことがいっぱいあるでしょう。その欲求不満を解消すべく、本作のような、第三世界発の映画作品も続々作れられてはいるようです。後はそれを他国で上映する配給システム、パイプがどれだけできるか、なのでしょうか。
投稿: はなこ | 2007年3月14日 (水) 09時07分
はなこさん、こんばんは
コメント感謝です。
映画はどうしても主人公に感情移入しやすい物ですから、今まではテロリストは頭のオカシイ極悪人だったわけですが、この作品ではどこにでもいそうな普通の若者でした、抑圧された環境で密告者の息子として蔑まれていたら、テロに走るのも判る気がします、が、他の道も有るんじゃないかと考えさせるシーンも有り救いになっていました。
むしろテロをさせている組織の「自分たちは安全な場所を探して逃げ回り、若者に自爆させる」「必死に殉教ビデオを撮っているのに、横で物を食べている」無神経さに腹が立ちました。
投稿: くま | 2007年3月14日 (水) 19時52分
TBありがとうございました。
監督のトークショー付きの試写会で見たので、お話を伺う機会があり、この問題の根の深さを感じました。
物事は決して片方の面から見ているだけでは分からないものですが、ではどうしたら本当の和解が訪れるのか、答えはまだ当分出されそうにないですね。
ここでもやはり私たちは傍観者であるだけなのが、悲しいです。
投稿: hyoutan2005 | 2007年3月15日 (木) 14時49分
hyoutan2005さん、こんばんは
チラシに書いてあった「自爆実行者を賛美しているわけではない」という事は伝わってきました。彼らをそうせざるを得ないように追い込んでいる背景を知って欲しいと言う事だと感じました。
傍観者であるだけ、というのも感じました、今年何回感じたんでしょうか、、、、何か出来る事が無い物でしょうか、、、
とりあえず映画をお勧めする位しか出来ないです
投稿: くま | 2007年3月15日 (木) 19時31分
こんにちは。相変わらずTBは不調です・・・。
んー、なんかこう軽く言葉に出来ませんね。
記事にするのもなんて書けばいいのか非常に悩みました。結局はありのままを受け止めてそれを忘れないでいることくらいしか出来ないのかも。
心は・・・誰のものでもなく自分自身のもの・・・ですね。
投稿: シャーロット | 2007年4月19日 (木) 14時47分
シャーロットさん、こんばんは
なんとも感想を書くのにも苦労する作品でしたね。
彼らの置かれた状況から行動の原理は判るとしても、バスに乗っていた親子の事とか考えるとやり切れません。
英雄の娘と言われていた子のように理解ある人達が増えることを祈ります。
投稿: くまんちゅう | 2007年4月19日 (木) 19時41分