「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」(ENRON The Smartest Guys in the Room) 映画 感想
気になっていたけど、いつか見ようとしていたら、終わっていた作品。リバイバル上映されていたので見てきました。
'01年に発覚し、世界中を震撼させた米国の巨大企業エンロンの不正会計、粉飾決算による破綻を追ったドキュメンタリー作品。
第78回(2006)アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門候補になった作品。(勝者は皇帝ペンギン)
ストーリー「1985年に設立され、規制緩和の時流に乗って業績を拡大していったエネルギー企業エンロン。その裏側で日常的に行なわれていたさまざまな不正を、ジャーナリストや元社員らの証言を交えて暴き出す。 」
一時は全米7位の業績を上げていた超巨大企業、銀行、投資家から資金を集め株価は天井知らずかと思えるほどの上昇を続けていた、その影に隠されていたのは実体の無い利益計上と証券アナリストや銀行への圧力だった、赤字事業を隠し、強引な価格吊り上げは、カリフォルニアの大停電を意図的に仕掛けた結果とも言われています。
日本でも数々の不正経理が問題になって、株式大暴落の引き金になった事件も記憶に新しい。同じ様な構図は洋の東西を問わない人間の際限の無い欲望によって引き起こされています。日本の事件はエンロン破綻の後に起きていて、企業のトップはこの事件から何の教訓も得ていなかったことになります。
マネーゲームに明け暮れた大企業の数人のトップの傲慢が、真面目に働いていた市民をどん底に突き落とす、その構造を暴き出した、恐ろしくも悲しい真実をわかりやすく、インタビュー、ニュース映像を交えて突きつけた問題作です。
彼らは総じて優秀な人物 Smartest Guys だった訳ですが、その驕りが悲劇を招いたと作者は言っています、そして周辺のものまでがその異常さに気づかずに巻き込まれてしまった。
Smartでも企業の幹部でもない身にとっても、反省と自戒を込めて、二度と同じ過ちを犯さないで欲しいと思うことは切なる願いです。
評価★★★★
http://www.enron-movie.com/(公式サイト)
| 固定リンク



































![エグザイル/絆 プレミアム・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/513t8qFULBL._SL160_.jpg)
![エグザイル/絆 スタンダード・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51kI3WDjKBL._SL160_.jpg)






コメント
TBありがとうございます。
マンガみたいなほんとの話で、あきれかえるほどです。子どもたちがこういう映画を観たら、世の中って、しょうーもない連中が動かしてるんだなあ、偉くなってもしょーがないなあ、としらけてしまうかもしれないってことが心配です。考えすぎですか?
投稿: ジョー | 2007年5月17日 (木) 21時11分
ジョーさん、こんばんは、TBコメントありがとう。
Gooさんからも受けられて良かったです、もう全部大丈夫かな?
ほんと漫画みたいで笑えるんですけど、笑い事じゃなくて現実に有った事ってのが恐ろしいですね。
子供たちには見せたくないような、、、悪い事をした人は罰を受ける世界にしなきゃいけませんです、ホント。
お金儲けするのにも人に迷惑をかけちゃいけないって教えてくれる人はいなかったんでしょうか?
投稿: くまんちゅう | 2007年5月17日 (木) 21時33分