「題名のない子守唄(La Sconosciuta)」映画感想
イタリアのマエストロ、トルナトーレ監督作品、ミステリー「題名のない子守唄」(原題:La Sconosciuta)(英題:The Unknown Woman)を見てきました。
イタリアアカデミーで多数の賞を獲得したとか、一部で評判になってますが、あんまり話題になってないのは地味な題名のせいでしょうか?英語を読むと「謎の女」みたいな意味だと思いますが、その邦題は何?確かに子守唄は重要なファクターで、名前は無かったかもしれないけど、もう少しマシな題名が付けられないものか。
「邦題名の良くない映画」と申し上げたい。
「結末は誰にも話さないで下さい」みたいな注意書きを見せられて、最近またこの台詞が流行り出しちゃったのかな、と妙な胸騒ぎがしてしまいました。
ストーリーは「謎の女性がウクライナからイタリアにやってきた、その女は大量のお金を持っているのに関わらず、家政婦の仕事を得ようと奔走する。
その目的は何か、彼女に付きまとう影の正体は? 」そんな所にしときましょう。
http://www.komoriuta-movie.com(公式サイト)
前置きが長くなりましたが、映画の中身はなかなか良い作りでした。
色々言いたいけど何処まで言って良いのか判らないので難しいですね。
結構エロシーン、暴力シーンなど、過激な映像が見られますので、ほのぼの演出を期待していくとビックリするかもしれません。
この主人公の女性は過去にいわくがありそうな事は冒頭や途中フラッシュバックで徐々に明かされていきます。その内容や怪しい行動の理由も少しづつ予想をさせる展開で、観客は作り手の誘導にまんまと乗っかってしまうように出来ているようです。
いろんな場面で何か既視感を感じてしまうのも監督に惑わされてしまってるのか、映画を多く見た人ほど、術中に嵌められている気がします。
ラストは切なくも、暖かい、人間の哀しさと愚かさと、その中でも一筋の希望を見出せる優しい終わり方でした。
評価★★★★
DVD情報
LA SCONOSCIUTA
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/124571/16604742
この記事へのトラックバック一覧です: 「題名のない子守唄(La Sconosciuta)」映画感想:
» 題名のない子守唄 [お気楽に映画で極楽]
今月は映画館で観る回数が多くて嬉しいです♪
今日はレディースデイ!平日昼間ですが満席でした!
アダケル一家と1人の女性イレーナとの関係を描くミステリーですが、冒頭から、え?どういう事?と観る側を惹きつけ、フラッ... [続きを読む]
受信: 2007年9月30日 (日) 09時09分
» *題名のない子守唄* [Cartouche]
{{{ ***STORY***
北イタリアのトリエステにやって来た異国の女イレーナが、金細工の工房を営むアダケル家のメイドに雇われる。それは周到に策を講じて手に入れた念願の職場だった。完璧な仕事ぶりですぐに主人夫妻の信頼を得ると、最初こそ手を焼いていた彼らの4歳になる一人娘テアの心も確実に掴むのだった。しかし、テアを慈しむイレーナの本当の目的を知るものは誰もいない。さらに、忌まわしい過去の黒い影が忍び寄る。 gooより}}}
衝撃的で、感動作!!でした。
でも書きたい..... [続きを読む]
受信: 2007年9月30日 (日) 11時36分
» 「題名のない子守唄」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
「題名のない子守唄」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:クセニャ・ラポポルト、ミケーレ・プラチド、アンヘラ・モリーナ、クラウディア・ジェリーニ、マルゲリータ・ブイ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、クララ・ドッセーナ、アレッサン..... [続きを読む]
受信: 2007年9月30日 (日) 15時28分
» 映画「題名のない子守唄」(2006年、伊) [富久亭日乗]
★★★★☆ 「ニュー・シネマパラダイス」(1989年、伊)の巨匠 ジュゼッペ・トルナトーレが撮ったサスペンス。 今年本邦で公開されたヨーロッパ映画では 「ブラックブック」(2006年、蘭)と並ぶ傑作だ。 原題は「LA SCONOSCIUTA(THE UNKNOWN WOMAN)」。 舞台は北イタリアの港町トリエステ。 ウクライナからやって来た女、 イリーナは必死になってある一家の女中になろうとする。 仲介する男に高額の謝礼を払ったり、 長年一家に勤めてきた老女中を階段から落として ... [続きを読む]
受信: 2007年9月30日 (日) 21時46分
» 『題名のない子守唄』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
Heavyゆえに心揺さぶられる上質ミステリー。
遠くから北イタリアのトリエステにやって来たイレーナは、とある高級レジデンスに向かい、そこで仕事を求めた。子守唄なんていう邦題に騙されてか、なんだかんだいってもいつものトルナトーレ風味のものをイメージしていたのでとてもHeavyでHARDな物語であることにドキリ。もちろんミステリーということで、これまでのドラマとは違うタッチなのかなとも考えたのだけど、こんなにめいっぱいのスリラーだとは思いもよらず。というわけで、しみじみドラマな味わいではなく、ミス... [続きを読む]
受信: 2007年10月 1日 (月) 20時10分
» 題名のない子守唄(06・イタリア) [no movie no life]
女に残されたもの。哀しくも強い母性。
ウクライナ出身のイレーネは、イタリアのある町で裕福なアダケル一家を監視していた。ついに家政婦として働くことに成功したイレーネの目的は何なのか?時折垣間見える彼女の過去とは・・・?監督は「ニューシネマパラダイス」のジュゼッ... [続きを読む]
受信: 2007年10月 6日 (土) 04時17分
» 題名のない子守唄 [caramelの映画日記]
【鑑賞】試写会
【日本公開日】2007年9月15日
【製作年/製作国】2006/イタリア
【監督】ジュゼッペ・トルナトーレ
【出演】クセニヤ・ラポポルト/ミケーレ・プラチド/クラウディア・ジュリーニ/マルゲリータ・ブイ/ぴエルフランチェスコ・ファヴィーノ
【原題...... [続きを読む]
受信: 2007年10月 6日 (土) 08時45分
» 題名のない子守唄 / La Sconosciuta [我想一個人映画美的女人blog]
{/hearts_pink/}人気blogランキング{/hearts_pink/}
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の6年ぶりとなる、自ら脚本の最新作!!
『ニューシネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』『マレーナ』、、、
どれも、すごーく好き!ってわけじゃないけどいつも新作が気になる監督☆
イタリアのアカ... [続きを読む]
受信: 2007年10月 6日 (土) 10時56分
» 題名のない子守唄 [映画通の部屋]
「題名のない子守唄」 LA SCONOSCIUTA/製作:2006年、イタリア [続きを読む]
受信: 2007年10月 6日 (土) 14時03分
» 「題名のない子守唄」感想 ショッキングでした・・ [ポコアポコヤ 映画倉庫]
マレーナ以来6年ぶりのジュゼッペ・トルナトーレの新作。
ハラハラドキドキしっぱなしでした。音楽もサスペンスを異様に盛り上げ、最初から何度も、いわくありげなフラッシュバックが挿入されて、イレーナの過去が段々明か... [続きを読む]
受信: 2007年10月 9日 (火) 21時32分
» 題名のない子守唄 [心のままに映画の風景]
北イタリアのトリエステにやって来たイレーナ(クセニャ・ラポポルト)は、貴金属商を営むアダケル家のメイドになる。
家事を完ぺきにこなす彼女は、アダケル夫人(クラウディア・ジェリーニ)から瞬く間に信頼を得るよ... [続きを読む]
受信: 2007年10月12日 (金) 09時31分
» 『題名のない子守唄』 (2006) / イタリア [NiceOne!!]
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ音楽:エンニオ・モリコーネ出演:クセニア・ラパポルト、ミケーレ・プラチド、アンへラ・モリーナ、マルゲリータ・ブイ、クラウディア・ジェリーニ鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎公式サイトはこちら。<Story>北イタリアのトリエス...... [続きを読む]
受信: 2007年10月13日 (土) 21時44分
» 題名のない子守唄 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
復讐なのか?償いなのか?その愛が、あなたの心に突き刺さる・・・
アドリア海から吹く風が頬に冷たい、北イタリア・トリエステ。目立たぬ地味な服に身を包み、長距離バスからひとりの女が降り立った。彼女の名はイレーナ(クセニア・ラパポルト)。思いつめた表情で街を...... [続きを読む]
受信: 2007年11月 5日 (月) 22時49分
» 題名のない子守唄 [Diarydiary! ]
《題名のない子守唄》 2006年 イタリア映画 - 原題 - LA SCONO [続きを読む]
受信: 2007年11月17日 (土) 19時22分
» 題名のない子守唄 [とにかく、映画好きなもので。]
イレーナは悲しみをかすかな歓びに転換させようと北イタリアのトリエステにやってくる。誰も彼女の素性を知らず、彼女の過去も知らない。追いかけてくる過去に怯えている様は閑散としたスクリーンの空気から読み取れるが、一体いかなるものか?というイメージ....... [続きを読む]
受信: 2007年12月 6日 (木) 00時24分
» 題名のない子守唄 [ぷち てんてん]
本日の二本目。11月ぐらいから公開されているんですね。こちらで上映されたので、DVDになる前に見てきました。そうそう、予告編でデスノートのスピンオフがありましたよ。私にとって松山ケンイチはやっぱり「L」ですね〜〜。このLのときの松山君のイメージが一番ぴったり...... [続きを読む]
受信: 2007年12月24日 (月) 21時06分
» 題名のない子守唄 [ルナのシネマ缶]
「ニューシネマ・パラダイス」で
有名なジュゼッペ・トルナトーレ監督が、
「マレーナ」以来6年ぶりに
手がけたサスペンス映画です。
全体的に暗いし、結構怖いです。
テア役の女の子は、可愛かったです。
舞台は北イタリア。
ウクライナからやってきたイレーナ(クセニア・ラパポルト)は、
なぜかある金細工工房の向かいのアパートに入居を決める。
しかも彼女は4歳の娘テアのいる工房の経営者夫妻の
家政婦に立候補し、その一家に深くかかわっていくのだった・・・・。
彼女はいったい... [続きを読む]
受信: 2008年8月 1日 (金) 00時20分
コメント
くまんちゅうさん、こんばんは!本作、4つ星ということは、なかなか見ごたえあったのですね!でも暴力シーンありなんだ・・・謎が謎を呼ぶ心理サスペンスみたいなのを想像してたのですが・・・う~ん、そうなると観賞考えちゃうかも~。
ところで、リンクをどうもありがとうございます、嬉しいです!こちらからもリンクさせていただきますね!
投稿: JoJo | 2007年10月 3日 (水) 00時32分
JoJoさん、コメントありがとうございます。
しっかりとしたサスペンスでした、暴力シーンは結構沢山出ていたと思います、苦手な人には余りお薦めしませんが、、、
謎解きだけ考えれば難しいという程ではありません、でもラストは後味の良い作品でした。
投稿: くまんちゅう | 2007年10月 3日 (水) 21時27分
くまんちゅうさん、こんばんわ。
>その内容や怪しい行動の理由も少しづつ予想をさせる展開で、観客は作り手の誘導にまんまと乗っかってしまうように出来ているようです。
わたしは初め、「復讐するのね」と思ってみちゃいました。
あれが誘導ですね~
だから途中で「おっと~」でございましたわ。
とてもよくできた映画でしたね!
こちらからもTBさせていただきましたが、反映されなかったらごめんなさいデス(涙
投稿: jester | 2007年10月 5日 (金) 19時34分
jesterさん、いつも有難うございます。
推理しようと待ち構えているミステリーファン程、引っかかりやすい作りでしたね、まんまとひっくり返されましたが、面白かったです。
凄い意外というわけでもないけど、「そうくるか~」と喜んでしまいました。
投稿: くまんちゅう | 2007年10月 5日 (金) 21時01分
こんにちは。冒頭のラスト部分への注意書きを見ると、身構えちゃいますね。私はよく内容を知らずに軽い気持ちで観に行ったのでちょっと驚きました。そういう意味では予想を裏切ってます。
たしかに、邦題はなんでしょうね・・・。もっとサスペンスフルな邦題を付けたらさらに違う客層が入ったような気がしますね。
投稿: カオリ | 2007年10月 6日 (土) 04時21分
くまんちゅうさん、こんにちは♪
いい映画でしたね〜。
さすが、6年間の沈黙を破って作られた作品だけあるなぁ。
引き込まれて観ちゃいました☆ラストはちょっと拍子抜けだったけど、全体的にとっても面白かったです。^^
投稿: mig | 2007年10月 6日 (土) 10時56分
カオリさん、コメントありがとうございます。
こういう作品は予備知識なしに見たほうが面白いですよね、冒頭の注意も必要無いと思うんですけど、どうなんでしょうか?
邦題と内容が余りにもイメージ違うのでビックリしました、もうちょっと考えて欲しかったですね。
投稿: くまんちゅう | 2007年10月 6日 (土) 14時05分
migさん、コメトラ感謝です。
題名に似合わぬ良い映画でした!?
小出しの過去を一生懸命つないでいる自分がいました、それだけ引き込まれてたんですね。
ラスト拍子抜けでしたか?
暖かな後味がする作品でした。
投稿: くまんちゅう | 2007年10月 6日 (土) 14時08分
くまんちゅうさん、こんにちは!
面白かったですねぇ!
私の所は遅れて公開されてるので、小さな劇場ですが満員でした。
てっきり…こうか?と思った推理とは全然違っていた(苦笑)
彼女の過去の映像はショッキングな場面があるけど、フラッシュバックのように描かれるのは効果的でしたね…♪
ラストも少し救われたように感じました。
投稿: オリーブリー | 2007年10月12日 (金) 10時47分
オリーブリーさん、コメント有難うございます。
ある方向へ推理するような、作りなっていて、それを引っくり返された感じでした。
上手い具合に誘導されてようです。
過去のシーンは過酷でしたね、フラッシュバックを最後までつなぎ合わせると全貌が見えてくるというのも上手かったですね。
ラストシーンで、やっと救われた思いがしました。
投稿: くまんちゅう | 2007年10月12日 (金) 20時51分
こんにちは。
彼女の目的が何かわからず、何故このようなことを?
どんどん惹き込まれて、飽きずに観る事が出来ましたが、あまり好きなジャンルじゃなかったです。(^_^;)
投稿: みっしゅ | 2007年11月30日 (金) 15時17分
みっしゅさん、コメントどうもです。
目的が判らないのがミステリアスな前半でしたね、後半はなんとなくわかってきたけど、捻りが効いていました。
ラストシーンは良かったですけど、途中ちょっと残酷な場面もありましたね。
確かに、好き嫌いの分かれそうなジャンルですね。
投稿: くまんちゅう | 2007年11月30日 (金) 20時12分
こんにちは♪
最後まで目の離せないサスペンスタッチの上手い作りでした。
女性としては身体の痛みも心の痛みもよく理解できるような気がしました。
救いのあるラストで、本当に助かりました~。
投稿: ミチ | 2007年12月22日 (土) 10時18分
ミチさん、コメント有難うございます。
最初は彼女の行動が怪しくて、何を考えているか不気味でしけど、謎が解けるにつれて、肩入れしてしまいました。
ラストは暖かい気持ちになりましたね。
投稿: くまんちゅう | 2007年12月22日 (土) 14時15分
こんにちは!
DVDリリースされたので、早速みました。
サスペンスときいてましたが、暴力シーンなど過激でしたねえ。
主演の女優さん、体当たり演技!
私も監督の罠にまんまとはまって、ラスト涙がじんわり・・
希望のある終わり方でよかったです。
投稿: アイマック | 2008年6月 1日 (日) 14時19分
アイマック さん、コメントどうもです。
いきなり冒頭から過激でした。
体当たり演技も迫力満点でしたし、不気味な行動と哀しげな表情も良かったです。
意外な展開で絶望的な気分にもなりましたけど、ラストで救われましたね。
印象に残る映画でした。
投稿: くまんちゅう | 2008年6月 1日 (日) 19時23分