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2007年12月22日 (土)

「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」映画感想

Mo5008_f1 京極夏彦の傑作「魍魎の匣」を原作とした映画を見てきました。
原作の感想はこちら

京極堂シリーズ2作目ですが、実相寺昭雄監督による1作目の映画姑獲鳥の夏は余りにも出来が悪かったので、悪い夢でも見てるようでしたが、今回監督も原田眞人氏に代わりまして、一応ファンとしては見ておくべきかと早々に行ってきました。

ストーリー「元映画女優の陽子から娘の捜索を依頼された探偵・榎木津。新興宗教と連続少女バラバラ殺人の謎を追う作家・関口と雑誌記者の敦子。彼らは敦子の兄で古書店“京極堂”を営む中禅寺のもとに集い、事件の真相を探っていく。」

http://mouryou.jp(公式サイト)

この原作は京極作品の中でも、評価は高くファンの中でも最高傑作の呼び声が高い物です。もちろん自分も大好きな作品なので思い入れもあり、映画化して比べるなという方が無理なので、原作と比較の感想になっている事をあらかじめお断りとお許しを頂きたいと思います。

まず、冒頭からいきなり戦闘シーン、(これは第2次大戦)榎木津と久保が知り合いだったという改変?で始ります。ここで榎木津探偵の不思議なの能力が身に付いたキッカケが見られます。

その後戦後の日本に進み、バラバラ殺人事件と有名女優の娘の事故と、時間軸がずれているのかいないのか交互に話が展開。原作読みにはちょっと混乱してしまいました。

読んでない人はこの流れで付いていけたんでしょうか?複雑な作りじゃなかったですか?

まあ、映画的には不気味な世界がちゃんと映像化されていて、うぶめよりもキャラクターが活き活きと動いていたのが良かったと思います。
木場修がちゃんと活躍してたし、鳥口、和寅もイメージ合ってました、椎名吉平の関口も悪くないです。マッドサイエンティストの柄本明も良かったです。
背景が時代に合ってました、箱研究所もイメージ通りだったし、映像は素晴らしい物がありました。

が、不満な点がいくつか、まず、女優の娘失踪事件が描かれていないので、ミステリー謎解きの楽しさが半減してしまっています。あそこが見せ場じゃなかったのか?
キャラクターが活き活きしてたと書きましたけど、京極堂は動きすぎでした、どっしり構えて薀蓄、謎解き、憑き物落しがメインなのに、アクションさせちゃいかんでしょう。しかも最後のまとめが唐突でした、どうやって脱出したんだ?
箱神様の呪文の所ももっと突っ込んで解説して欲しかったかな、と京極堂の長台詞はありませんでした、おかげで活舌問題は無くなりましたけど。
そして最大の問題点は「ほう」の場面。いつ出てくるか注目して、途中で大体予想はついたけど、あの状態で言われても嬉しくない!あそこはトラウマになるくらいに異常で印象的な場面なのに・・・・ ちょっとガッカリしています。

評価★★★+

魍魎の匣 スタンダード・エディションDVD

|

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コメント

原作のイメージを映像に求めるのは、姑獲鳥ですっかり諦めてしまったので、コミカル?なトリオで楽しんだ私でした。

京極堂に体力ありすぎ・・とか、関口君鬱はどうした?とか、いろいろありますが、原作とまるで違ったことが失望を招くことなく、別物としては合格かな?と。

「ほう」はねぇ。これは笑うしかなかったです。
肝なだけに、映像化(表現)が難しいものだと思いました。

投稿: たいむ | 2007年12月23日 (日) 09時17分

たいむ さん、コメントどうもです。

確かに原作イメージを完全に再現するなんて無理なんでしょうね、人によって違うし。
>京極堂に体力ありすぎ・・とか、関口君鬱はどうした?
あはは、仰るとおりですね、木場と榎さんが原作に近かったのでOKでした。

ただ今回の一番期待してた、というか原作での一番の御気に入り場面が違っていたのが残念でなりません。「ほう」はみっしりしててくれないと・・・・

投稿: くまんちゅう | 2007年12月23日 (日) 14時25分

こんばんは。TBありがとうございました!
私は本の厚さにめげて未読で映画を観ました。
結構、理解できました!
「ほう」は未読の私には怖かったです~
> トラウマになるくらいに異常で印象的な場面なのに
やっぱり原作に挑戦しようかなと思っているのですけど
読んだらトラウマになってしまいますか?

投稿: non_0101 | 2007年12月23日 (日) 23時14分

★★★+ってことは、まずまず健闘ですね。あの原作で★三つ付けば御の字って思うのは私だけでしょうか?一応、見に行こうかな。

投稿: 青猫 | 2007年12月24日 (月) 01時26分

non_0101 さん、コメトラ感謝です。

映画としては原作を見てない人の方が楽しめたかもしれないですね、原作のファンとしては、一部期待してた物と違いました、そこが残念です。
原作はオススメです、映画見た人でも楽しめると思います。世界観を受け入れられるかどうかってのは人により違いますけど。
トラウマになったのは作中の○○さんでして、、 ああ、言えない。

投稿: くまんちゅう | 2007年12月24日 (月) 02時16分

青猫 さん、コメントどうも。

うーん、原作ファンとしては加奈子がねぇ、一番の謎がねぇ、と色々言いたくなるですが。
前作よりは上手く出来てますので一応でも見て頂ければと思います。
青猫さんの感想も是非聞きたいですね。

投稿: くまんちゅう | 2007年12月24日 (月) 02時20分

くまんちゅうさん、こんばんは。

思い入れある原作の映画化はなかなか評価の視点が難しいですよね。
本作観て、やはり京極堂の謎解きはやはり文字で読むのが一番かなと再確認した次第です。
映像を見せるメディアである以上、展開上見せたくないものまで「見えてしまう」という特性があるので、「見えないもの」が重要なこの作品はやはり映画には向かないかなという気がしました。
動く京極堂、躁な関口なども映画としてじっとしていると成立しにくいということからなのかもしれませんね。

投稿: はらやん | 2007年12月24日 (月) 18時58分

はらやん さん、コメントどうもです。

映画化するから読んでみた、という作品なら我慢出来るかもしれませんが、昔から好きな作品と言うのは自分の中でイメージが出来上がっちゃってるので、ズレが気になりますね。
動く京極堂も御匣教団での立ち回りはOKですが、研究所のドタバタはいただけませんでした。
そして加奈子が・・・女優はイメージ合っていただけに「ほう」もちゃんと作って欲しかったです。

投稿: くまんちゅう | 2007年12月24日 (月) 21時23分

こんばんは!
コメントありがとうございました。
TBは不調のようです。すみません。

私は原作の内容はうろ覚えですが、それでも『ほう』はとっても印象に残っていて、あそこを想像するだけでオゾッとした感覚になったものです。
なので映画ではどうするのかなぁ~と思ったのですがイメージが違いましたねぇ~
テンポは早過ぎる気がしましたが、それでもそれなりに見せましたし、決して悪くはなかったと思うのですが、、、原作ファンにはどうしても不満が残り、未読の方には分かり難い作品だったかなぁ~と思いました。
やはり京極堂シリーズは映像化に向かないようですね。

投稿: 由香 | 2007年12月27日 (木) 23時44分

由香さん、毎度コメントどうもです。

やっぱりねぇ、色々思い入れが有ると文句も出ちゃうんですよね、加奈子誘拐事件が最大の見せ場と思っていたのに??「ほう」もどんなみっしり状態を見せてくれるかな、と期待してたのに。良かったのは木場修が前に出てきてたことだけかも・・・
大衆向けの作品には作りようが無いって事でしょうかね、映像にすると結構グロいし。

投稿: くまんちゅう | 2007年12月28日 (金) 20時46分

こんばんわ~
やっぱり、京極堂のアクションはないですよね~?
っていうか、アクションですか?あれ?
他のキャラは多少変わっていても、十分楽しめましたけど、京極堂はやっぱりむすっとして、饒舌で、憑き物を落としてほしかっですよね。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2007年12月30日 (日) 00時46分

ノルウェーまだ~むさん、コメント有難うございます。

アクション似合わないですね、京極堂。
やっぱり理屈でやっつけて欲しいです。
暴れるのは木場と榎さんの担当で。
最後も憑き物落しで締めて欲しかったですけど、肝心の加奈子の謎がどっかいっちゃったですから、残念でした。

投稿: くまんちゅう | 2007年12月30日 (日) 02時37分

こんにちは。

確かに最後のまとめは唐突でしたね;
あれ?って思いました。

あと、「ほう」の場面ですが、
“やっと出てきた”と思ったのに
想像(期待?)と違いました。

私は原作の大ファンというわけではないですが
今回は原作を先に読んでいたので
いりいろと思うところはありますが
前作よりは良かったのでほっとしました。

投稿: caramel | 2007年12月30日 (日) 20時33分

caramelさん、コメントどうもです。

あれだけ大騒ぎしてたのに、いきなり解決してたのはちょっと肩透かしでした。
「ほう」のタイミングは途中で予想つきましたけど、イメージが違いました~
まあそれでも色々楽しめたのかな、と納得させています。

投稿: くまんちゅう | 2007年12月30日 (日) 23時12分

戦闘員のぷくちゃんです。

>そして最大の問題点は「ほう」の場面。

映画観たのにこれ言われても何の事だか分りません。(←大馬鹿)

もしかして腕がたくさん入っていた箱のこと?ああ、なんでしょう。パンフレット買えば良かった。

投稿: ぷくちゃん | 2008年1月 5日 (土) 18時20分

ぷくちゃん コメントどうもです。
任務お疲れ様です>戦闘員

あはは判りませんでしたか?「ほう」
最後に加奈子が一言発してるあれです。
原作読んだ人は漏れなく耳に残っている気がする名場面なのですが、映画ではちょっとソフトに描かれていました。
原作の話ばかりでスミマセン。

投稿: くまんちゅう | 2008年1月 5日 (土) 20時31分

確かに・・・
イメージとはちょっと違う「ほう」でした。
ハコに収まりきらなかったんですかねー

原作はいちおう昔読んだものの、ずいぶん忘れてしまっているせいか思ったより楽しめました。
笑えるところがいっぱいありましたし(笑)

冒頭の戦闘シーンは「こんなお話だったっけ?」と思ってたんですけどやっぱり改変だったんですね・・・

投稿: kenko | 2008年1月 8日 (火) 17時59分

kenko さん、コメントどうもです。

「ほう」違いましたでしょう。
せっかく電車のシーンで期待させておいて、それは無いんじゃないの、と・・・
ミロのヴィーナスって???

結構改変されてました、まああの原作を完全に忠実にってのは無理なんでしょうね。
前作よりは楽しませて貰いましたけど、原作ファンとしてはやっぱりちょっと不満が残りましたです。

投稿: くまんちゅう | 2008年1月 8日 (火) 20時20分

こんばんは。
TBどうもです。こっちからのTBも反映されたみたいです。
私は原作を読んでいないのですが、
イメージはもっと霊とか妖怪系の謎の話かと思ってたんですが、どうもそうではない感じでした。
正直わかりにくかったですよ。
映画的雰囲気からすると前作の方が好きでしたけど。

投稿: CINECHAN | 2008年1月 9日 (水) 23時01分

CINECHANコメントどうもです。

やっぱり判りにくかったですか?
本当は妖怪絡みの謎解きな作品のはずですが、あの原作を映画に纏めるの難しかったみたいですね。
前作は雰囲気はあったけど、演出がダメでしたからねぇ・・・

投稿: くまんちゅう | 2008年1月10日 (木) 21時52分

いつもどうもです。
原作の面白さは、もっと違うところにあるのだろうな・・・と、
未読のひらりんは思いました。
分厚い原作とは違ったセンを狙って、
映画化するのも悪くはないんでしょう・・・、
ちょっと判りづらいのは原作譲りなんでしょうが、
テンポよく、コミカルなところもあり・・・
ひらりん的には、「ウブメ~」より楽しめました。
それにしても、パソコンで漢字変換できないタイトルといい・・・
覚えづらい役名といい・・・
わざと難しくしてるんでしょうが、
ますます、原作読みたくなくなりましたぁぁぁ。
めんどくさがりや・・・なので。

投稿: ひらりん | 2008年1月19日 (土) 01時36分

ひらりん さん、コメントどうもです。

原作の面白さは怪しくて、どろどろと・・
薀蓄垂れておいて、憑き物を落とす
という展開です。
今回の映画はだいぶ違うトーンで作ってました
前作の方が雰囲気は近いかな
映画の造りとしては今回の方が格段に良かったですね、大戦直後の雰囲気は出てましたけど、キャラがコミカルすぎたかなと、思いました。
難しい漢字はわざとですけど、慣れると意外と平気なので、原作も読んでみて欲しいです。

投稿: くまんちゅう | 2008年1月19日 (土) 04時06分

こんにちわ。
やっと私も観てきました。

原作は未読なんですが、けっこう楽しめました。
主役トリオ(中禅寺、榎木津、関口)も良かったですが、なんといっても美馬坂=柄本明のマッドぶりが良かったです。
あと、妖怪の話?と思っていたらマッドサイエンティストの話だったという展開も、自分的には面白かったです。
ただ、話の展開が早すぎたかな?最後はあれよあれよという感じで終わってしまった印象でした。

投稿: きーさく | 2008年1月22日 (火) 00時25分

きーさくさん、コメントどうもです。

成る程、マッドサイエンティスト中心に見れば面白かったですね、美馬坂=柄本明はフランケンシュタイン博士を彷彿とさせていました。
あのブ厚い原作を2時間にしたので、端折りながらも駆け足になっていました。どっちかに寄ってくれると良かったかもしれません。

投稿: くまんちゅう | 2008年1月22日 (火) 20時19分

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