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2007年12月 7日 (金)

「椿三十郎」映画感想

Mo5246_f1 黒澤明監督の名作の方でなくて、森田芳光監督がリメイクした映画です。
リメイクと言っても脚本はオリジナルと全く同じらしいと噂で聞いてましたので、とりあえず面白い話なのは確定済。

後は役者と監督がどのくらい作り込んでいるかが鍵でしょう。

http://www.tsubaki-sanjuro.jp(公式サイト)

一応ストーリー紹介「上役の汚職を暴こうと、井坂ら9人の若侍が社殿に集まった。そこへひとりの浪人が現れ、9人を殺しに来た刺客を返り討ちに。浪人を加えた一行は、井坂のおじである家老の屋敷へ急ぐが、家老は何者かに誘拐されていた。」

タイトルでドーンと漢字太書きが出てきたのは良かったですね、音楽もオリジナルと同じかな、雰囲気ありました、欲を言えばキャストも筆文字漢字で出てきたら嬉しかったのに。

映画は面白かったです、いや面白かったんですけど、気になるところがいくつか。

まずはやっぱり主演の織田裕二、好きとか嫌いとかじゃなくて、この役やるにはやはり貫禄不足が否めませんでした。本人は頑張ってると思うし、オリジナルの三船敏郎に近づこうとしているのも見えるんですけど、基本的に重々しい浪人には向いてないと思いました。

踊る大走査線の軽めのキャライメージが強いのかもしれませんが、渋く演じようとすればするほど違和感を感じてしまうのでした。語尾の「だぜ」が決まってないんですよね、終始気になってしまいました。
逆に開き直って、三船のマネじゃない軽くても織田オリジナルな椿三十郎を見せてくれた方が面白かったのかとも思いました、まあ外れる事もありますけどね。勝負して欲しかったと、言うのは監督にも言えることなんでしょうが、安全策をとりすぎてしまった感じは否めません。

殺陣での剣さばきなどは中々良かったとは思いますが、台詞のもうすぐ四十郎、に見えないというのが致命的だった気がします。

作品としては、松山ケンイチと佐々木蔵之介のコメディー部分が笑えました。
押入れ侍最高ですね、間の取り方も絶品で、劇場でもかなりウケてました。

中村玉緒と鈴木杏の、まったり姫ぶりも可笑しかったです。
あとガッツポーツ娘も笑い取ってましたよ、これは新しい演出ですね。

敵役の豊川悦司は逆に貫禄も雰囲気もオリジナルを越えてるか、と思うほど光ってました。オリジナルでは判らない椿の色がハッキリ見えていたのはカラーでのリメイクならではの効果でした、ここも良かった点ですね。

全体的には★★★かな、主演以外は評価出来るんですけど、難しいなあ・・・

追記: 色々な人とコメントなんかで話しているうちに、我ながら上手いこと書けてると思うときがあるので、自分トコにも記録しときます。

あかん隊さんへのお返しに書いたコメント丸写し掲載。
「リメイク流行ですが、元作を越えることは中々ないですね、スターウオーズもクロサワのリメイクと言えばリメイクですが、大胆に発展させたいい例ですね。
クロサワも蜘蛛の巣城や乱でシェイクスピアのリメイクとも言える作品を上手くアレンジして独自色を出しています。
見習うのであればそういう手法を使って欲しいと思います。」

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コメント

書き込み及びトラックバック有難う御座いました。

織田氏の三十郎、あの「~だぜぃ」が余りにも似合っておらず、何か取って付けた様な言い回しに思え、最後迄気になって仕方在りませんでした(笑)。一生懸命演じているのは伝わって来るのですが、やはり三十郎というキャラと彼のイメージが余りにも乖離し過ぎているというのが大きいのでしょうね。

佐々木蔵之介氏も好きな役者(演技力の在ると思っている役者)の一人なのですが、この作品に於いては一寸浮いてしまっている様な感じが個人的には在り、香川照之氏辺りがあの役にははまっていた様な気も。豊川悦司氏は意外とヒール役が似合いますね。

投稿 giants-55 | 2007年12月 7日 (金) 21時54分

織田裕二、実際に四十なんですけど見えませんよね。
まあこの人は元々軽いコミカルなタッチが似合う人なんですけど、三十郎は豪放な人が軽い芝居をするミスマッチの面白さなんですよね。
そのあたりわかってないなあと思いました。

投稿 ノラネコ | 2007年12月 8日 (土) 00時05分

giants-55さん、コメント有難うございます。

織田氏の三十郎、、、無理して三船さんの貫禄を出そうとして失敗していた気がします。
元々違うキャラなのだから自分らしさを出そうとすれば別な味わいが有ったかと思います。
香川照之氏の押入れ侍も見たい気がしますが、こちらはキャラが濃すぎになりそうです。
豊川悦司は主役でも良い位な存在感でした。

投稿 くまんちゅう | 2007年12月 8日 (土) 00時28分

ノラネコさん、コメントどうもです。

織田裕二は若くて軽い味が魅力なので、この役は合わないなぁと思いましたです。
侍のイメージも無いですし。
ホワイトアウトでシリアスな役も出来るなと関心してましたけど、浪人には見えませんです。

投稿 くまんちゅう | 2007年12月 8日 (土) 00時31分

くまんちゅうさん こんばんは~☆
いつもありがとうございますm(_ _)mペコリ
森田監督、近作では『サウスバウンド』で肩透かしをくらったので、こちらもどうかなぁと思ったのですが、あちらよりかはなかなか良かったですかねぇ。
基が世界の黒澤作品ですもんね。
ただ森田監督の笑いのセンスというのには、私はちょっと合わない気がしてます。
今作でも笑い所がありましたが、笑えなかったんです。

あ、それから・・・左上の「鷹の爪」がとっても気になります~(*´I`人)


投稿 なぎさ | 2007年12月 8日 (土) 20時39分

なぎささん、コメントどうもです。

森田監督は特に相性無いです。
押し入れ侍は笑えましたです。

鷹の爪は常にオススメです!団員だし。なぎささんの感想も聞きたいです~

投稿 くまんちゅう | 2007年12月 8日 (土) 21時41分

TBさせていただきました。
…んですが、何かの加減で二つ同時に贈ってしまったみたいです。申し訳ありませんが編集していただけるとありがたいです。

私は織田さん贔屓なので、三十郎もまぁ良かったかなぁと思ったりしていますが、他のキャストの良さが光ってましたね。

あ、あとそれから…
リンクに加えていただいたんですね。ありがとうございます。こちらからも早速、リンクさせていただこうと思います。

投稿 りみっと | 2007年12月 9日 (日) 00時01分

りみっとさん、コメトラどうもです。
トラバ整理しておきました。

織田さんファンには時代劇も有りだったでしょうか?殺陣は結構上手かったですね。
そうそう、脇役が光ってました、杏ちゃんが太めだったのは母と似せる為の役作り?

こちらこそリンク有難うです、今後とも宜しくお願いします。


投稿 くまんちゅう | 2007年12月 9日 (日) 18時41分

くまんちゅうさん、こんにちは~
トラバありがとうございます。

あのオープニングの漢字文字は良かったですねえ!!
久しぶりに、時代劇観に来たんだ~と思いました(笑)

私はあの母娘、途中からイラッとしてきました。
押入れ侍は最高♪

三船さんのレンタルしてきたので、早速観なくては~♪

投稿 オリーブリー | 2007年12月13日 (木) 11時38分

オリーブリーさん、コメトラどうもです。

漢字太書きで良かったです、どうせなら出演者もやって欲しかったです。
親子にイラッときましたか?イライラしてる三十郎は可笑しかったです。
押入れ侍は光ってましたね、かなり笑いました。

色々聞いてるとまた三船さんの見たくなってきました~

投稿 くまんちゅう | 2007年12月13日 (木) 21時01分

くまんちゅうさん、こんばんは!
いつもありがとうございます。織田くん、定着しているイメージが強すぎて残念です。なんだか、学生っぽいんです。童顔なのは、こういう時、損しますね。「ぎらぎら感」あったでしょうか? うーん。「事件は現場で起きてるんだ!」の雰囲気とさほど変わってなかったんじゃないでしょうか? 角川さんの意気込みと挑戦姿勢は、うれしいですが、やっぱりな~。
物語あっての場合と、キャストあっての物語の場合、あるんじゃないかって思いました。

投稿 あかん隊 | 2007年12月13日 (木) 22時20分

あかん隊さん、コメントどうもです。

そうなんですよね、織田君二枚目でいいですけど、童顔で声が高いから、渋い浪人役は似合ってなかったです。
リメイクが全て悪いと言う事もないですけど、適材適所でやって欲しいですね。

投稿 くまんちゅう | 2007年12月13日 (木) 22時31分

こんばんは!
コメントありがとうございました。
こちらのTBが反映されないようです。スミマセン!
この映画はなかなか面白い時代劇で、何度も笑いながら鑑賞しましたが、私も『三船のマネじゃない軽くても織田オリジナルな椿三十郎を見せてくれた方が面白かったのかとも思いました』に同感でした。
オリジナルを未見で言うのも可笑しな話ですが、どうも織田さんに違和感を感じながらの鑑賞となりました。
いっその事、織田さんのキャラを生かした新しい脚本でチャレンジした方が良かったのでは・・・と感じています。

投稿 由香 | 2007年12月15日 (土) 23時12分

由香 さん、コメントどうもです。
こちらからもトラバ出来ないですし、Gooさんとは相性悪いですね、哀しい。

脚本は良いので面白い時代劇でした。
時代や役者が違うのに全く同じと言うのもどうかと思いますが、元が良いので変えにくかったんでしょうね、織田君のキャラに有った演出なり出来ていたらもっと良かったと思います。
どちらにしても比べられるので難しいでしょうか?

投稿 くまんちゅう | 2007年12月16日 (日) 01時20分

こんにちわ。
織田裕二は決して悪いわけじゃないんですが、三船敏郎と比較してしまいますからね。
でも、脇がすごく良かったので楽しめました。
やっぱり押入れ侍は最高です。

投稿 きーさく | 2007年12月23日 (日) 11時32分

きーさくさん、コメントどうもです。

確かに織田さんは悪くないですがイメージが付いちゃってる人には違和感がありましたです。
脇は楽しかったですね、押入れ氏と松ケンのやり取りも可笑しかったし、母娘も雰囲気良かったです。室戸も結構お気に入りです。

投稿 くまんちゅう | 2007年12月23日 (日) 14時28分

TBありがとうございました。
こちらからは出来ないようなので、コメントのみで・・・。

オリジナルも好きですが、こちらも別物として
個人的には、結構楽しめました。
きっと、どう作っても色々言われちゃうのだから(笑)
色々言って楽しむのが好いのでしょうね♪

投稿 ひらで~ | 2007年12月26日 (水) 09時24分

ひらで~さん、コメント有難うございます。

どちらも楽しめればそれに越したことはないですね、色々書いてますが、意外と楽しめたって感じです。
あーだこーだ言うのも映画ファンの楽しみの一つですから。

投稿 くまんちゅう | 2007年12月26日 (水) 22時01分

いつもどうもですっ。
超有名作のリメイクは大変ですね。
オマージュ的に作ったんだと思えば、
まあまあ楽しい作品だったと思います。
脚本は面白かったですし。

投稿 ひらりん | 2008年1月 2日 (水) 22時27分

ひらりんさん、コメントどうもです。

なるほど見方を変えればそれなりに楽しめたんですね、脚本は抜群ですからね。
押入れとマツケンは楽しめましたです。

投稿 くまんちゅう | 2008年1月 2日 (水) 23時22分

あけましておめでとうございます。
昨年は沢山TBありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

オリジナルを知らないのでしっかり楽しむことができました。
ここから黒澤ワールドに入ってしまうと全部行っちゃいそうな気がするので、やめておこうと思います。
絶対オリジナルは越えられないですよね。
それでもすぐリメイクに走るのは最近安易すぎる傾向だと思います。
それにしても豪華なキャストでしたね。

投稿 chikat | 2008年1月 5日 (土) 23時49分

chikat さん、コメント有難うございます。
いつもTBだけでスミマセン。

オリジナルを知っていると知らないとではまた見方が違ってきますね。
なかなか超えるのは難しいですが、良い作品を作ってくれれば見に行きます。
黒澤ワールドも結構楽しいので見て欲しいですけど(笑

ではでは今年も宜しくお願いします

投稿 くまんちゅう | 2008年1月 5日 (土) 23時55分

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