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2008年6月28日 (土)

「告発のとき (IN THE VALLEY OF ELAH)」映画感想

Mo5876_f1 日本在住の宇宙人(違!)、トミー・リー爺ちゃんの出ている「告発のとき  (IN THE VALLEY OF ELAH)」を見てきました。

ポール・ハギス監督がイラク帰還兵たちの衝撃的な実話をもとに、父親の苦悩を描く問題作。だ、そうです。実話を元にって言うか「実話に着想を得た」とクレジットされました。

イラク派遣軍の闇の部分を描いています、当然ブッシュ政権批判が込められています。

http://www.kokuhatsu.jp/(公式サイト)

ストーリー「イラクの戦場から帰還した若き兵士マイクが行方不明に。その知らせを受けた元軍人である父ハンクは調査を開始する。地元の女刑事エミリーの協力を得た彼は、残酷な真実に迫っていくことになる。」

感想書くのが難しい類の映画でした。
元陸軍警察(MP?)の父ハンクが息子の行方を捜査するわけですが、地元警察も軍関係者もどこか煮え切らない、非協力的です。
その訳は時間が進むにつれて見えてくるのですが、息子が撮っていた携帯の動画、写真で徐々に明かされていきます。

現地イラクの国民に自由をもたらす為に派遣された軍隊が、現実にはとんだ迷惑を掛けてるよってのが告発の意味なんでしょうか?
原題は旧約聖書のエラの谷、ユダヤ軍のダビデが巨人ゴリアテに立ち向かう話を元にしているようです。
映画ではイスラエル軍のデイヴィッドがゴライアテって言ってましたし、字幕ではパチンコって書いてあったけど、投石用の布ですよね使ってたの、まあそんな事は本筋とは関係ないですがちょっと気になりました。

要するに個人が巨悪に立ち向かっていく勇気を持てるかどうか?を問うている映画だ、と判断するのが正解な気がします。

もっと大きな問題を描いているのかとも思いましたが、そうでもなく、小出しにされる情報がちょっと判り難く、中々話が進まないので、政治的な問題に興味の無い人には退屈かもしれません。
ジワジワと聞いてくる脚本はハギスの真骨頂です、戦争なのに戦闘シーンがないのも、戦争そのものの闇の部分を浮き彫りにさせていたと思います。

中心はアメリカの非人道的軍事活動に対する批判と、帰還兵のトラウマ(PTSD)戦争遺族の問題です。

トミー・リー・ジョーンズやシャーリーズ・セロンの地味ながら、玄人好みのする演技を見たい人等にはオススメです。

★★★★-

告発のときDVD

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コメント

確かに玄人好みする映画といえばそうかも知れませんね。
でもポール・ハギス監督とこの3人のオスカー俳優でだからこそ、これほどの質の高さを維持できたと思います。

そう考えるとやはりポール・ハギスという映画人の作品は今後も注目せざるを得ませんね。

投稿: にゃむばなな | 2008年6月29日 (日) 11時59分

にゃむばなな さん、コメントどうもです。

軽い気持ちで見る娯楽映画ではありませんでしたが、問題提起とアメリ政権の矛盾を突いた良作でした。
演技も重厚で心情が伝わってきました。
ハギス作品は要注目ですね。

投稿: くまんちゅう | 2008年6月29日 (日) 13時41分

こんにちは♪
邦題のセンスが問われる作品でしたよね。
この邦題ではイマイチかな~。
一見無関係なようなエピソードが見事に結実していきました。
流石というほかないですね。
役者さんたちもみなさん良かったです♪

投稿: ミチ | 2008年6月29日 (日) 19時46分

ミチさん、コメントどうもです

邦題は変なのが多いですね、
社会派ドラマにその傾向が見えてます
残念ですね、もう少しなんとかならないかと思います。
細かいエピソードを繋げるのはハギスさんの得意技ですね、最初の声は何だろうと思ってたら電話だったんですね。

投稿: くまんちゅう | 2008年6月29日 (日) 21時05分

こんばんは!
戦争の政治絡みなことはあまり感じませんでしたが、兵士たちの問題は根深そうでイタイ・・
キャストがよくて見応えありました。
ほんとはジェームズ・フランコ目当てでいったんですが、、
ポール・ハギスの世界にどっぷりつかりましたよ。

投稿: アイマック | 2008年6月29日 (日) 22時12分

アイマック さん、コメントどうもです。

兵士達の心の傷は深そうですね、アメリカはベトナムから何も学んでないような気がします。
役者は皆さん素晴らしかったですね、脚本もやっぱり上手かったです。
ポールハギス作品はこれからも見続けると思います。

投稿: くまんちゅう | 2008年6月29日 (日) 22時56分

くまんちゅうさんこんばんは♪

TBありがとうーです。
じいちゃんは相変わらずいい演技してましたね〜(エラそう)

シャーリーズも、こういう地味な役もやりこなすから尊敬ですnotes
地味だけど、さすがポールハギス、
というような作品でした。
でも邦題は
エラの谷で良かったと思うんだケドなー。

投稿: mig | 2008年6月30日 (月) 01時24分

migさん、コメントどうもです。

爺ちゃん渋かったすねぇ、
宇宙人とは思えない(まだ言ってる)
シャーリーズさんも上手いよねぇ、
ホントなんでも出来るんですね
ちゃんとシングルマザーしてたし

ハギス作品は重いけどジワジワ効いてくるので、これからも要チェックです。
邦題はもうちょっと何とかしてよ、配給会社さん。

投稿: くまんちゅう | 2008年6月30日 (月) 12時37分

こんにちは。
TB&コメントありがとうございました。

>要するに個人が巨悪に立ち向かっていく勇気を持てるかどうか?を問うている映画だ、と判断するのが正解な気がします。

なるほですねー
何かピンとこないというか、鑑賞前にイメージしていたものとは違う作品でした。gawk
そうそうそう、日本語タイトルな何かシックリこなかったです。
同じように感じた方が結構多かったみたいで、ちょっとホッとしました。
これって、公開規模は小さいんじゃないかと思ってたけど。
拡大公開なんですねー、意外でした。sign01

投稿: となひょう | 2008年6月30日 (月) 19時55分

となひょうさん、コメントどうもです。

いやあ、ほんとに正解かどうかは判らないですけどね、そんな風に感じましたです。
邦題は違和感有りますね、別に告発してないですし。謎です。
息子が残した手がかりを元にアメリカ軍の違法行為を告発していく、みたいな内容と思ってました。
みんな多分そう思ってた気がします。

投稿: くまんちゅう | 2008年6月30日 (月) 21時00分

こちらにもお邪魔します。

かなり深いテーマの映画でした。イラク戦争の暗部をジワジワと映し出す展開が印象的です。
少しずつ明らかにされる息子の携帯のデータを見て、息子の豹変を突きつけられた主人公の絶望は計り知れないものでしょうね。
ラストで彼が掲げる国旗が胸を打ちました。

投稿: えめきん | 2008年7月 1日 (火) 08時10分

えめきんさん、こちらもどうもです

深くて重いテーマでした。
こんなのも結構好きだったりします
ジワジワ効いてくる辛さがありましたね
戦争で変わってしまった息子への想いが切なかったです、それ以上に変わり果てた姿も。

投稿: くまんちゅう | 2008年7月 1日 (火) 22時09分

お邪魔します~♪
ハンクが、ドクって呼ばれてた由来もブラック
ですよねぇ・・・
あんな事が普通に行われていて、それをもじって
あだ名をつけるなんて、なんて神経してるんだ
ろうかぁ・・・
戦争って残酷だ。

投稿: はっち | 2008年7月 9日 (水) 22時11分

はっちさん、コメントどうもです

ドクって言うあだ名ですねぇ、
いい意味かと思ってたのになんだかな~
戦争では人が変わっちゃうんですね
悲惨です、始めた人はのほほんと
とぼけてるので人事ながら腹が立ちます

投稿: くまんちゅう | 2008年7月10日 (木) 20時40分

くまんちゅうさんへ
コメントありがとうございました!
そうそう携帯の動画の部分はかなり衝撃的でした。イラク支援で行ったはずが、イラク人を殺してしまう・・・。息子の苦しさがヒシヒシと伝わりますよね。そんな状況で帰還して、今度はあんなことにcrying戦争の代償は彼らの心の歪みとして残る・・・。やるせないですね。イラクの人、アメリカ人兵士、すべて犠牲者ですね。

投稿: mezzotint | 2008年7月10日 (木) 20時48分

mezzotintさん、コメントどうもです

助けに行ったはずが、ってのは酷い話でした
建前と本音が違うんでしょうか?
それを信じてた兵士が可哀想です
もちろん現地の人も・・・
アメリカが怨まれるわけですね
次の大統領はどうなるか?
注目してます

投稿: くまんちゅう | 2008年7月10日 (木) 21時00分

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