「バグズ・ワールド(LA CITADELLE ASSIEGEE)」映画感想
虫達の世界を捕らえたドキュメンタリードラマ「バグズ・ワールド」(原題:LA CITADELLE ASSIEGEE/英題:THE BESIEGED FORTRESS)を見てきました。
昆虫を題材にして地球環境の問題に迫るアースみたいな作品かと思ってましたが、全然違う話でした。
ドキュメンタリーと言うより昆虫出演の戦争ドラマでした。
「アリ帝国大戦」という題名にすればよかったんじゃないかなと思うほどの内容です。
http://www.bagusworld.com/(公式サイト)
ストーリー「サバンナの奥地に点在する巨大なオオキノコシロアリの巣。そこでは一匹の女王アリを中心に、数百万匹のアリたちが秩序正しく生息していた。だが、その巣を食い尽くそうとする、凶暴なサスライアリの大群が迫っていた。」
どこまでが自然の姿でどこまでが演出か判らないですが、物語は監督の意図した方向へ確実に進んでいる、というか話作ってますね、間違いないです。
城塞都市を作って平和に暮らしていた農耕民族(蟻族)のオオキノコシロアリですが、その巣である蟻塚は正に要塞と呼ぶにふさわしい外観をしています。ところが思わぬ天災によって要塞の守りに隙が生じます、その隙を狙ってか遊牧民族(アリ族)のサスライアリの大群(大軍)が襲い掛かります。
まるでアリ版「宋VSモンゴル」サスライアリは国家=軍団という形で皇帝(女王アリ)家族、食料ごと軍団と共に移動して、遭遇する物は全てなぎ倒して邁進します。
女王も移動するのですが、そこには多くの兵隊アリが護衛につき移動の手助けをしていますが、守りは兵士にかかkっています。
一方のシロアリはきのこを育てて食料として、土から要塞を築いて守りを固めます。
女王は産卵の為に動きがとれず、もし女王が倒れれば帝国は崩壊してしまいます。
普段は強固な要塞で鉄壁の守りを誇るシロアリですが、先に述べた天災に加え、食料不足も重なり篭城側には辛い戦いとなることが予想されます。
そして最後は意外な結末が!って絶対作ってるって、ドキュメンタリーじゃないでしょ![]()
武侠的に例えて言うなら神鵰剣侠の襄陽城の攻防戦みたいな戦いがアリ達によって繰り広げられているのです。
映像は本物の昆虫や動物で、どうやって撮ったんだろうと思わせるほど詳細でした、CGじゃないと思いますが、蟻塚の深部って本当に現実の物か?と思うほどでした。
虫の動きは時に気持ち悪いと思うのですが、終わる頃には神々しいまで美しく見えてくるから不思議です。照明や撮影方法は凄いなぁと思わずにはいられませんね。
虫の映像意外はフランス語のナレーションだけで、台詞は無しですが、兵隊の声や民の悲鳴が聞こえてきそうな気がしました。
自然の音(?)に加え音楽が雰囲気を盛り上げます、って言うか盛り上げすぎですから!
いかにも戦争映画で使いそうなドラマティックな音楽でその気にさせられるから怖いです。
ドキュメンタリーというカテゴリから外したいと思うほどの昆虫による戦争ドラマでした。
月をバックに羽を持った蟻が飛行する場面は、妖精が飛び交っているような実に幻想的な映像でした。
★★★★
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/124571/41677772
この記事へのトラックバック一覧です: 「バグズ・ワールド(LA CITADELLE ASSIEGEE)」映画感想:
» バグズ・ワールド [がらくた別館 映画・漫画いろいろ日記]
バグズ・ワールド = 虫の世界、ということで洒落にならないほど虫(蟻)が登場します。もうひたすら蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻…こうい...... [続きを読む]
受信: 2008年7月 6日 (日) 20時51分
» バグズ・ワールド [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:フィリップ・カルデロン
■内容■
西アフリカ、中央サバンナの奥地に、
数メートルにも及ぶ巨大なオオキノコシロアリの巣が点在している。
それぞれの塚では1匹の女王アリを... [続きを読む]
受信: 2008年7月 7日 (月) 06時50分
» バグズ・ワールド [5125年映画の旅]
西アフリカの中央サバンナ。ここで暮らしているオオキノコシロアリは、要塞のような蟻塚の中で繁栄を極めていた。しかし嵐によって蟻塚は半壊してしまう。一方、乾いた土地で飢えに苦しんでいたサスライアリの軍勢が、シロアリの勢力地への侵攻を始めた。防備の手薄になっ....... [続きを読む]
受信: 2008年7月 7日 (月) 21時47分
» バグズ・ワールド〜風雲アリ塚城 [佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン]
公式サイト。原題「La Citadelle assiégée」(英語タイトル:The Besieged Fortress)フィリップ・カルデロン監督、オオキノコシロアリ、サスライアリ、女王シロアリ、黒アリ大王ほか。これは凄い。どんなスペクタクル戦争映画も、パニック映画も、怪獣映画もかな...... [続きを読む]
受信: 2008年7月13日 (日) 15時50分
» 【2008-159】バグズ・ワールド [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
人気ブログランキングの順位は?
ミクロの世界で繰り広げられる、壮絶な昆虫大戦争!
容赦なき弱肉強食のスペクタクル・バトル!!
5ミリの勇者たち。
200万匹のアリvs2000万匹のアリ!
要塞は完全に包囲された。
... [続きを読む]
受信: 2008年7月14日 (月) 23時10分
» アリの死闘 バグズ・ワールド 観てきました。 [よしなしごと]
昨日も記事を書きましたが、ようやく試験の呪縛から解放されようやく映画の記事を書く時間をとれました。と言うわけで今回の記事はバグズ・ワールドです。 [続きを読む]
受信: 2008年7月21日 (月) 11時37分







































コメント
こんにちわ。
科学映画かと思ったら、攻防戦はしっかりエンターティメントしていました。
雰囲気や演出(というか編集?)は古代戦争ものそのままのノリでした。
これって、もしかしてサスライアリ登場のハプニングを逆に利用したのかな?とも思いました。
投稿: きーさく | 2008年7月 6日 (日) 21時02分
きーさくさん、コメントどうもです
そうそうドキュメンタリーかと
思って見てたら戦争映画になってて
ビックリでした。
面白かったし、どうやって撮ったんだ
な映像が凄かったです。
絶対意図的に演出していると思いますが
その方法は謎です、ハラハラドキドキな
攻防戦でした。
投稿: くまんちゅう | 2008年7月 6日 (日) 23時04分
こんばんは。TBありがとうございました。
昆虫版の『300<スリーハンドレット>』って感じの熱い映画でした。見たことの無いアリの生態がSFのようでもありましたね。自然ドキュメンタリーの新しい形という事でなかなか面白い映画でした。
投稿: えめきん | 2008年7月 7日 (月) 22時17分
えめきんさん、コメントどうもです
成る程昆虫版「300」ですか、
城塞攻防戦としては「キングダムオブヘブン」を思い出したりしてました。
自然ドキュメンタリーと銘打ってましたけど、どう見ても演出してたな、と
完璧ともいえる筋書きでした
どうやって撮ったのか凄く気になります
投稿: くまんちゅう | 2008年7月 7日 (月) 23時16分