「スカイ・クロラ The Sky Crawlers 」映画感想
攻殻機動隊やイノセンスなど、大好きな作品を手がけてきた、「押井守」監督が、すべてがFになる等、好みでない(どちらかと言うと嫌いな)「森博嗣」の小説をアニメ化した作品「スカイ・クロラ The Sky Crawlers 」を見てきました。
期待半分、不安半分といった所でしたが、どちらも裏切られませんでした!?
何かイメージした押井作品と違うな、どこか引っかかるなと思っていたら、これは実は押井作品で有りながら押井作品ではないという事に気が付きました。
今までの作品は監督と共に脚本も手がけていたのですが、これは脚本に全く関わっていないという事実です。押井哲学というべき深いテーマ性は、度々原作を超える作品作りに欠かせないキーワードだったのですが、脚本に関わらなかった為にその世界観は見られませんでした、これはファンとしては残念この上ない事です。
http://sky.crawlers.jp/index.html(公式サイト)
「思春期の姿のまま永遠に生き続ける子供“キルドレ”が兵士として参加する戦争が、ショーとしてテレビ中継される世界。キルドレのユーイチは、とある基地に戦闘機パイロットとして配属され、女性司令官のスイトと出会う。」
期待を裏切らなかったと言った半分は、その映像表現に他なりません、独特の形状をしたレシプロエンジンのプロペラ機のデザインやその空中戦の圧倒的な迫力は素晴らしい出来映えでした。
3DCGで描かれているにも関わらず、嘘っぽさをほとんど感じさせない完成度の高い映像に痺れました。
が、しかし、 しかしです。
内容がどうにも伴わないのでした、キルドレと呼ばれる年を取らない、殺されない限り永遠に生きられる子供達、そのおのれの存在に対する疑いや、乏しい現実感に対する苦悩は一見攻殻機動隊のテーマにも被りますが、つまり同じようなテーマの焼き直しと言えます。
そのテーマ深みにおいても表現においても、浅いつくりと感じてしまいました。
更にこれは個人的な事情もありますが、自分は超が付くほどの嫌煙家なので、キルドレという子供と表される人物達がタバコを吸い続け、性的表現を見せられるにいたっては悪しきジャパニメーションの典型として槍玉に挙げられても文句一つ言えないでしょう。
子供には見せたくない作品です。
いかに押井氏の映像表現力を持ってしても、原作と脚本のまずさを超える事は出来なかった、という作品と感じられました。
押井作品として、期待もしていただけに敢えて厳しく評価しました
★★
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もう一度、生まれてきたいと思う?
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受信: 2008年8月 9日 (土) 16時58分
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座席は中央通路付近でしたが一番端の方でがっかりしていたのですが、なんとすぐ後ろの扉からキャストが登場するというある意味ラッキーな場所でした。
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押井守監督による紹介でキャストの登場です。
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『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』
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●あらすじ
平和を実感させる為のショーとしての戦争が行われている世界・・・。
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<池袋シネマサンシャイン>
監督:押井守
演出:西久保利彦
原作:森博嗣
脚本:伊藤ちひろ
脚本監修:行定勲
企業によって、ショーとしての戦争が行われている世界。草薙水素が司令を務める前線基地に、戦闘機パイロット函南優一が赴任してくる。彼は、子供の姿のまま成長が止まってしまう「キルドレ」であった・・・。
押井節のない押井ワールドなんて。
森テイストの薄い森ワールドみたい。
飽きなかったんですが睡かった。
どっちつかずな中途半端な作品を見た気分です。
プロダクション... [続きを読む]
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押井守の永遠のテーマ。それは繰り返される物語。 <あらすじ> 現代に似たもう一つ [続きを読む]
受信: 2009年1月 4日 (日) 18時02分
コメント
こんにちは。TBありがとうございました。
押井作品では『パトレイバー2』が好きです。動きを極力排し、重厚な物語を前面に押し出した作風は、今回の『スカイ・クロラ』にも通じると感じましたが、今回は今一つ楽しめませんでした。
世界観と代理戦争についての説明が不足していたのが一番気になりましたね。そのせいでキルドレの存在にも違和感が出てきました。
同じく説明不足な点が目立つ『ポニョ』は、凄く面白かったんですけどねぇ。
投稿: えめきん | 2008年8月 9日 (土) 07時51分
えめきんさん、コメントどうもです
パトレイバーシリーズは原作よりも重厚なストーリーが良いですね。
今回のは重い話ではありましたが「厚み」の方は感じませんでした。
背景説明が不足なのも語り方が有り合わせなのも感じました。
監督というよりは脚本の出来の問題かと思います。
「ぽにょ」は今のところ見る気になれませんです・・・
投稿: くまんちゅう | 2008年8月10日 (日) 00時41分
こんにちわ。私も観てきました。
ゲームのような世界に生きる、という点では押井監督の実写映画『アヴァロン』が近い感じがしました。
戦闘機の描写は空中、地上ともに文句なしです。とても良かったです。
ストーリーの方は、エンディングのないゲームの世界で暮らす人々を淡々と描いている、という感じでした。
投稿: きーさく | 2008年8月31日 (日) 22時26分
きーさくさん、こちらもどうもです
アヴァロン見てないんですよ、ファンとは言えませんかねぇ、なんか恐ろしい話を聞いてるのでビビッてます
こちらは戦闘シーンは凄かったですけど、ドラマ部分が退屈で、薄くて、感情移入出来ませんでした・・・
投稿: くまんちゅう | 2008年9月 1日 (月) 19時34分