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2008年10月30日 (木)

「リダクテッド 真実の価値(REDACTED)」映画感想

Redacted アメリカ兵が14歳の少女をレイプした末に彼女の家族を惨殺するという、イラクで実際に起こった衝撃の事件を題材にした作品で、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した、ブライアン・デ・パルマ監督作品「リダクテッド 真実の価値(REDACTED)」を見てきました。

この邦題は文句なし、まあそのままカタカナですが、副題も悪くないですね。

公式サイト:http://www.cinemacafe.net/official/redacted/

ストーリー「戦場をビデオ撮影し、映画学校入学のアピール材料にするというもくろみから、イラ クでの兵役に志願した19歳のサラサール(イジー・ディアス)。検問所の任務に就いていたものの、大した映像が撮れないことに不満を感じていたサラサール は、ある夜、戦争遂行に役立つ証拠を捜索するという名目で、仲間とともに1軒の家に踏み込む。」

映画の冒頭に「この作品は真実を元に作られていますが、前後の事情は想像で作ったフィクションです」とわざわざ断っています。
その作りがドキュメンタリー風の映像(兵士が撮っているという設定と監視カメラらしい物)で本物と間違える人がいそうな臨場感でした。

最近流行のクローバーフィールドREC/レックの様な手法の様な感じだったんですが、視点が複数なので違うと言えば違うのかな?
普通の戦争映画の雰囲気とは違っていました。

大量破壊兵器を隠しているというアメリカの主張の出鱈目さとか、目的や終結の時期の曖昧な、イラク戦争にいかに正義が無いかを痛烈に批判している映画です。

もちろん最大の被害者はイラクの無辜な市民です、確かにフセイン政権では抑圧もされてきただろうけど、それがアメリカに取って代わっただけにしか思えないでしょうし、こんな被害に遭えばアメリカ軍を憎んでも仕方がないと思います。

そしてまたこの戦争に駆り出された兵士や家族も被害者の一部なんですよ、いつ終わるかも知れない、誰が敵だかも判らない緊張感と日々の任務の退屈さで、おかしくなるのも判らないでは無い。

全ては意味の無い、無計画で無軌道な戦争を始めたアホな上層部に責任は有るのです。

イラク戦争の悲劇と言う点では告発のときと同じテーマですが、事件の悲惨さはコチラの方が酷かったですね。

こんなインチキな戦争のおかげで邦人も拉致されたり、自衛隊が派遣されたり、決して他人事とおもっちゃいけないでしょう。

バカな指導者はさっさといなくなって欲しい物です、どこの国でも。
そんな事を考えさせられる作品でした。これが単館上映ってどういうことですか?

★★★★

リダクテッド 真実の価値 [DVD]
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コメント

こんばんわ。

≫確かにフセイン政権では抑圧もされてきた
だろうけど、それがアメリカに取って代わった
だけにしか思えないでしょうし、

そうなんですよね。
イラクの民間人にとっては、日々の不安や
プッシャーの度合いはそんなに変わってない
んじゃないかしら?
結局、アメリカのやっていることも、イラク人
にとってはテロとそう変わらない。

かといって、今すぐに軍が撤退することも、
このまま継続することも、どちらもおそらく
リスクが伴うことですよね・・・。

デ・パルマの新作ってだけでも映画ファンに
とっては十分に魅力的な作品だと思うの
ですが・・・やっぱり内容的な問題で、こんな
小さな上映規模になっちゃったのかなあ~?
こういう作品こそ、多くの人に観てほしいと
思いますよね。そこだけがとても残念・・・。

投稿: 睦月 | 2008年10月31日 (金) 22時47分

睦月さん、毎度コメント感謝です

もうね、イラクの人達はうんざりでしょうね~
元々憎くなくてもこんなことされたらテロ起こしたいと思っても仕方ないですよ

アメリカ撤退したらまた内戦なんて事になるんでしょうかね?
つくづく難しい国なんだな・・
デ・パルマの新作でベネチア銀獅子なのにこの上映、宣伝もしてないに等しいし、日本の映画界もアメリカに気兼ねしてるんですかね?
多くの人に見てもらいたいです

投稿: くまんちゅう | 2008年11月 1日 (土) 00時08分

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