ダン・ブラウン著「パズル・パレス」感想
パズル・パレス 上 (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔の原作者、ダン・ブラウンの作品が文庫になってたので読みました。(原作の感想)
最新作かと思ったら実はデビュー作だそうで、内容や舞台などはデセプション・ポイントに近い感じです。
暗号解読と海外での探索を合わせたアクションスリラー。
暗号物も暗号解読等読んでいるので興味津々で読みました。
内容
史上最大の諜報機関にして暗号学の最高峰、米国家安全保障局のスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。対テロ対策として開発され、一般市民の
通信をも監視可能なこの存在は決して公に出来ない国家機密だった。が、この状況に憤った元局員が、自ら開発した解読不可能な暗号ソフトを楯に「トランス
レータ」の公表を迫る。個人のプライバシーか、国家の安全保障か。情報化時代のテロをスリリングに描いたスリラー。
暗号に付いてはちょっと期待した内容と違いましたね、デビュー作ということで得意の謎解きは控えめ。
もっと暗号解析で色々薀蓄とか説明とか読みたかったですが、NSAの内部事情がメインでした。
それはそれで興味深いですが、踏み込みは浅かった気がしないでもないです。
スペインでの探索、殺し屋との追いかけっこはテンポ良くて捻りも効いてて、ラングドンシリーズとの類似もあり、このパターンは始めから使っていたのか、と妙な感心をしてました。
敵役と言うか、NSAに挑戦するのが日本人という設定だけど、日本人の名前としては馴染みがなかったかな?日本の企業の名前も出てきましたがこちらも不思議な名前でした。
黒幕の正体はなんとなく判りやすかったので、読み始めて早い時点で読めてしまいす。
ダン・ブラウンの作品をよく読んでいるからなのかも知れませんが、ありがちなパターンでした。
まあデビュー作ということでこんなものでしょう、有名になってから翻訳された、逆に言えばそれまで翻訳されなかったというのもわかります。
作品としては後のラングドンシリーズの方が面白いです。
★★★
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