ドキュメンタリー

2009年8月21日 (金)

「宇宙(そら)へ。(rocket men)」映画感想

Rocketmen  公開2日間はなんと500円で見られるということで、さっそく見てきました。
TOHOシネマのマイルも溜まるし、お徳ですね(相変わらずセコイ)

この映画はNASA50年の栄光と挫折の歴史をまとめたドキュメンタリーです。

公式サイト:http://www.we-love-space.jp/http://www.cinematoday.jp/tb/T0007662

ストーリー「設立から50年、人類初の月面着陸に成功してから40年が経過したNASAには、知られざる記録フィルムが残されていた。ロケットの打ち上げ失敗、船内火事、宇宙飛行士の死などさまざまな事故に遭遇しながらも、なお彼らは宇宙への飽くなき挑戦を続けてきた。」

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2009年6月 2日 (火)

「ジーザス・キャンプ(Jesus Camp)」映画感想(TV鑑賞)

Jesus Camp (Full Sub) [DVD] [Import]
Jesus Camp (Full Sub) [DVD] [Import]
町山センセイのブログ で紹介されてた、Tokyo MXテレビの未公開映画を見るTV で放送された「ジーザス・キャンプ(Jesus Camp)」を録画して見ました。

聖書に記載されている事が全て真実で、それ以外の科学的理論は全て間違っていると言う人達。「キリスト教原理主義者」=「福音派」の子供向け教育(実は洗脳)キャンプの様子を描いたドキュメンタリー。

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2008年11月16日 (日)

「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて(TRIP TO ASIA:THE QUEST FOR HARMONY)」映画感想

Bpo 「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて(TRIP TO ASIA:THE QUEST FOR HARMONY)」

トマス・グルベ監督によるベルリン・フィル、アジア6カ所ツアーに密着したドキュメンタリー。

ベルリン・フィルの演奏は勿論、リハーサル風景や音楽監督サー・サイモン・ラトル氏や楽団員のインタビューを通して組織としての楽団ではなく、楽団のメンバーの素顔にも迫ります。

公式サイト:http://www.cetera.co.jp/BPO/

ストーリー「名門オーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の2005年のコンサー ト・ツアーに同行したカメラクルーは、移動の飛行機からリハーサル、メンバーのホテルの部屋、自由時間、楽屋までを縦横無尽に動き回り、偉大なるオーケス トラの内側に潜入する。彼らの奏でる最高の音楽と素顔をとらえ、ベルリン・フィルの全容を映しだす。」

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2008年11月 7日 (金)

「ベルリン・フィルと子どもたち(RHYTHM IS IT !)」映画感想

Berlinno帝国オーケストラ「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」の公開に合わせてユーロスペースさんが2週間限定のアンコール上映していた作品、同じベルリン・フィルを題材にしたエンリケ・サンチェス・ランチ監督作品の「ベルリン・フィルと子どもたち(RHYTHM IS IT !)」を見てきました。
帝国オーケストラの半券見せると1000円で見られるし、シャーロットさんもオススメと言ってたので終わらないうちに見に行きました。

公式サイト

「“子供たちに、もっと音楽の素晴らしさを感じてもらいたい”それはサー・サイモン・ラトルの呼び掛けから始まった。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を率いるラトルは新たに「教育プロジェクト」を発足し、その一環で子供たちがバレエ曲を踊る「ダンス・プロジェクト」を始動。
出 身国の異なる250名の子供たちが6週間に及ぶ猛練習を経てベルリン・アリーナの本番に挑んだ。それまでクラシックに縁がなく練習に身の入らなかった彼ら が、振付師ロイストン・マルドゥームの熱い指導のもと20世紀を代表するバレエ≪春の祭典≫の強力なリズムと一体になり、舞台の上で今まで探せなかった 「自分」を見つけて行く――!」

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2008年11月 2日 (日)

「帝国オーケストラ(Das Reichsorchester)」映画感想

Teikokuベルリン・フィル創立125周年を記念して作られた映画で、ヒトラー政権化のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を描いたドキュメンタリーです。
とは言っても映像はプロパガンダ様の素材でしかないので、現在も生存している楽団員や遺族などから証言、メモ、フィルム等を集めて繋ぎ合わせた作品です。

監督は『ベルリン・フィルと子どもたち』のエンリケ・サンチェス・ランチ。(英題 THE “REICHSORCHESTER” THE BERLIN PHILHARMONIC AND THE THIRD REICH)

公式サイト:http://www.cetera.co.jp/library/Reichsorche

ストーリー「“ナチスのオーケストラ”と呼ばれたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。ヒト ラー政権時に一時国営化され、プロパガンダに利用されることになる。退団したユダヤ人メンバーのことや、ナチスの党員だった数人のメンバーのこと。そして 外国への慰問演奏会などについて、当時の楽団員が貴重な証言をする。」

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2008年10月28日 (火)

嵐山 光三郎 著「悪党芭蕉」感想

悪党芭蕉 (新潮文庫 )
悪党芭蕉 (新潮文庫 )俳句大好きで、芭蕉の謎なんかも興味有るので「俳諧のカリスマは、天性のワルだった。」なんてオビに釣られて買ってしまいました。

芭蕉という個人に付いて語りながら、その作品と作品の生まれた背景なども、詳しく書かれた本です。

内容
  「芭蕉の弟子たちはとんでもない連中ばかりだった! 家老を惨殺して自刃した男、師匠の偽書を売り歩いた男……。俳聖・芭蕉の真実の姿を描く画期的芭蕉論。」   

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2008年10月24日 (金)

「オオカミの護符」映画感想

Ookami 公開されてからずっと気になっていたドキュメンタリー作品「オオカミの護符~里びと と 山びとのあわいに~」を見てきました。
東中野で上映中でしたが朝10:40~の1回だけで、中々時間が間に合わず、文化庁の文化記録映画部門で優秀賞を受賞した作品、という事でTIFFの一環としてル・シネマでの上映でしかも入場無料だったですが、これも間に合わず・・・
しんゆり映画祭 でも上映してたらしいですが、ちょっと遠い・・
色々とネットで探した所、映画保存協会 というNPO主催の「 D坂シネマ ~日本の民族・暮らしを探る映画祭~」とやらで上映有りと知って行って来ました。ここは16ミリの映写機を使用した昔ながらのフィルム上映で、普通の家の部屋を使った上映空間でした。

座席は普通のイスや、座布団等を使って4~50人ほどのキャパでしたが、最後は満員でした。アットホームな雰囲気は僕らのミライへ逆回転のラストシーンを思わせる感じでした。

映画の内容も文化庁の賞を受賞した、という事も有り、非情に興味深いものでした。
(今後の上映情報)

ストーリー「川崎市宮前区土橋に伝わる神事、土橋御嶽講(つちはしみたけこう)では、お狗さま と呼ばれる獣が描かれた護符が配られる。このヤマイヌやニホンオオカミなどが描かれた護符が発行されているのは、関東一円の山々の神社。そこでこの護符に まつわる信仰文化を探りに、山に住む農民たちに会いにいくと……」

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2008年10月 6日 (月)

ジョン・クラカワー著「荒野へ(INTO THE WILD)」感想

荒野へ (集英社文庫 ク 15-1)
荒野へ (集英社文庫 ク 15-1)映画イントゥ・ザ・ワイルドの原作、ジョン・クラカワー氏の「荒野へ」原題はもちろん「INTO THE WILD」です。

元々空へ エヴェレストの悲劇はなぜ起きたかエヴェレストより高い山と読んでいましたので、映画公開と聞いて探していましたが、公開前には見つけられなくて、最近やっと見つけて買ってきました。

出版社/著者からの内容紹介
「厳寒のアラスカに消えたひとつの命。
アメリカの地方新聞が報じたある青年の死は、やがて全米に波紋を呼んだ。恵まれた境遇で育った彼は、なぜアラスカの荒野でひとり死んでいったのか。衝撃の全米ベストセラー。 」

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2008年8月17日 (日)

マイケル・ムーア著「アホでマヌケなアメリカ白人」感想

アホでマヌケなアメリカ白人 (ゴマ文庫)
アホでマヌケなアメリカ白人 (ゴマ文庫)
シッコや「華氏 911」等で、J.W.ブッシュと共和党を叩き続けるムーア氏の著作。同名の映像集は未見ですが、古本屋で発見したので購入。

出版時期が2002年と有るので、不都合な真実のゴア氏が選挙で勝ってたのに大統領になれなかった後の話で、第3の候補を応援していたムーア氏への風当たりが強かったらしく、その言い訳とも取れなくは無いです。

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2008年8月13日 (水)

ジェームス・D・ワトソン著「二重らせん」感想

二重らせん (講談社文庫)
二重らせん (講談社文庫)

フェルマーの最終定理の感想を書いた時に、指輪友の緑鳥さんから、こんなのも有るよ、と教えていただいた作品です。

かたや、数学の歴史上の難問を解いた人の話、こちらは、全ての生物の基本構造、遺伝子の中のDNAの形状を突き止め、後にノーベル賞を受賞した3人の内の中心人物、ジェームス・D・ワトソン博士が自ら著した作品です。

内容「生命の鍵をにぎるDNAモデルはどのように発見されたのか? 遺伝の基本的物質であるDNAの構造の解明は今世紀の科学界における最大のできごとであった。この業績によってのちにノーベル賞を受賞したワトソン博士が、DNAの構造解明に成功するまでの過程をリアルに語った感動のドキュメント。」

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2008年8月12日 (火)

「敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~(MY ENEMY'S ENEMY)」映画感想

Mo6092_f1 ニュルンベルグで裁かれなかったナチ戦犯の一人、クラウス・バルビーの大戦後の人生を追ったドキュメンタリー「敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~」(英題:MY ENEMY'S ENEMY/仏題:MON MEILLEUR ENNEMI)を見てきました。

同じように裁判にかけられなかった人物としては、後にモサドに捕まったアイヒマン(モサド関連記事)やメンゲレ(メンゲレをテーマした映画マイファーザー感想)が有名ですが、この全てに共通するのキーワードが南米です、この人はボリビアへ逃れて、チェ・ゲバラとも関係があったとかなかったとか?有ったとしてももちろん敵としてです。

公式サイト:http://www.teki-tomo.jp/

ストーリー「クラウス・バルビーは22歳でナチスの親衛隊に所属し、スパイ活動に従事する。 1942年にフランスのリヨンに移った彼はゲシュタポの責任者となり、政治犯を始め多数の人への容赦ない追求から“リヨンの虐殺者”と呼ばれる。やがてドイツが第二次世界大戦に破れると彼は逃亡し、米国陸軍情報部の保護のもと、反共産運動専門の工作員として暗躍する。」

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2008年6月29日 (日)

「バグズ・ワールド(LA CITADELLE ASSIEGEE)」映画感想

Mo5939 虫達の世界を捕らえたドキュメンタリードラマ「バグズ・ワールド」(原題:LA CITADELLE ASSIEGEE/英題:THE BESIEGED FORTRESS)を見てきました。

昆虫を題材にして地球環境の問題に迫るアースみたいな作品かと思ってましたが、全然違う話でした。

ドキュメンタリーと言うより昆虫出演の戦争ドラマでした。
「アリ帝国大戦」という題名にすればよかったんじゃないかなと思うほどの内容です。

http://www.bagusworld.com/(公式サイト)

ストーリー「サバンナの奥地に点在する巨大なオオキノコシロアリの巣。そこでは一匹の女王アリを中心に、数百万匹のアリたちが秩序正しく生息していた。だが、その巣を食い尽くそうとする、凶暴なサスライアリの大群が迫っていた。」

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2008年6月21日 (土)

「1000の言葉よりも-報道写真家 ジブ・コーレン(MORE THAN 1000 WORDS)」映画感想

Mo6142_f1先週より公開していましたが、予算と時間の都合で先送りになってしまいました「1000の言葉よりも-報道写真家 ジブ・コーレン」(MORE THAN 1000 WORDS  06年イスラエル製作。)を見てきました。

イスラエル人報道カメラマン、ジブ・コーレンに密着したドキュメンタリーです。

1995年、自爆テロによるバス爆破の惨状をとらえた衝撃的な写真が世界中に 報道され、TIME誌の表紙を飾って一躍世界的な名声を確立した人です。

公式サイト:http://www.uplink.co.jp/1000words/


ストーリー「イスラエル人としてイスラエル・パレスチナ問題を撮影する報道写真家のジ ブ・コーレン。ヨルダン川西岸地区を精力的に撮影し、負傷したアラブ人イスラエル兵への長期取材によってイスラエル軍の知られざる事実を世界に発信するジ ブの撮影現場に同行。家族や友人の証言とともに、本人の口から報道写真家としての使命が語られる。」

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2008年5月31日 (土)

「オーケストラの向こう側 フィラデルフィア管弦楽団の秘密(Music From The Inside Out)」映画感想

Mo5911_f1 最近クラシック系の映画やドラマを多く見てますが、音楽を奏でるオーケストラのメンバーに光を当てたドキュメンタリー「オーケストラの向こう側 フィラデルフィア管弦楽団の秘密」(原題:Music From The Inside Out 2004年/アメリカ)を見てきました。

先週行った時にはイベントが有ったらしく「立ち見になります」と言われ断念。朝10時と夜9時しか上映してない、もっと普通に見られる時間に上映して欲しいです、ココしかやってないですし、お願いしますよ。

http://www.cetera.co.jp/library/orchestra.html(公式サイト)

ストーリー「1900年に創立された、名門オーケストラのフィラデルフィア管弦楽団に所属する105人の演奏家たち。プロの演奏家として音楽に情熱をささげて生きる彼らにも、それぞれに悲喜こもごもの人生があった。」

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2008年3月27日 (木)

芳野 満彦 著「山靴の音」感想

新編 山靴の音 (中公文庫BIBLIO)
新編 山靴の音 (中公文庫BIBLIO) 久々に山岳関係の紹介です。新田次郎の小説「栄光の岸壁」のモデルとなった人物が、自らの半生を語った、自伝、というよりは随筆集のようなものです。

少年の頃、無謀な計画で山仲間の友人と自分の両足の前3分の1を失ってしまいます。
それでも山を諦め切れなかった彼は極端に小さな靴と、痛みに耐えながら、やがては世界3大北壁の一つマッターホルン北壁を日本人として初の登攀を果たします。

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2008年2月21日 (木)

ジョン・クラカワー著「エヴェレストより高い山」感想

空へ エヴェレストの悲劇はなぜ起きたかの著者で山岳ジャーナリストのジョン・クラカワー氏のエッセイ集。「エヴェレストより高い山 登山を巡る12の話」の感想です。

副題の通り12のエッセイが綴られています。
自身の体験や伝説のクライマー、K2の標高問題など、多岐に渡っています

エヴェレストより高い山―登山をめぐる12の話
(「クライマーのほとんどは本当に気が狂っているわけではなく、ただ、人間の条件における特別悪性の緊張感という病に冒されているだけなのだ」(著者覚え書きより)。単独初登攀した「デヴィルズ・サム」での著者自身の体験をはじめ、山男の悲喜こもごもを生き生きと描いた12のエッセイ、文庫オリジナル。 )紹介文より

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2008年2月19日 (火)

町山智浩 著「USAカニバケツ」感想

USAカニバケツ
USAカニバケツ バカ映画ファンのカリスマ、こと映画評論家「町山智浩」(アメリカ在住)のエッセイ!?を読みました。

底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間に続く作品。チャンスの国アメリカ、アメリカンドリームの幻想を打ち砕く、身もふたも無いエッセイ。

アメリカの底辺でもがく人々と映画やスポーツ、TV番組の裏側、ゴシップネタまでアメリカ在住の日本人から見た真実を綴っています。

パリスも出てくるよsmile

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2008年1月22日 (火)

ジョン・クラカワー著「空へ エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか(INTO THIN AIR )」感想

空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか
空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか

近年登山技術向上や、装備の進歩等もあり、以前よりはチャレンジしやすくなったエヴェレスト登山。そこに顧客をガイドして登る、いわゆる商業登山隊というものが現われていました。

その実態を調査する為に登山雑誌からルポライターとして派遣された山岳ジャーナリスト、ジョン・クラカワー氏が見たものは、エヴェレスト史上最大の遭難者を出した悲劇的結末でした。

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2008年1月16日 (水)

植村直己 著「青春を山に賭けて」感想

青春を山に賭けて (文春文庫 う 1-1) ★★★★+
山岳関連紹介はノンフィクションが続きますが、今回は登山家というより、日本人として世界的冒険家として超有名な、植村直己さんの自伝的作品です。

明治大学山岳部に入ってから山の魅力に取り付かれ、卒業後は単独でアメリカやアフリカに渡ったりして実力を磨き、世界初のファイブサミッター=五大陸最高峰登頂者となります。

その後はこちらも世界初の単独北極点到達を成し遂げ、冬のマッキンリーで消息を絶つという壮絶な生涯を送ります。

その中での北極探検以前を本人の回想で綴った作品です。

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2008年1月12日 (土)

「アース earth 」映画感想

Mo5599 エコバッッグ目当てで前売り券を買ってあった、ドキュメンタリー映画「アース earth 」を早速見てきましたです。

不都合な真実」とか「ディープ・ブルー」とか環境系のドキュメンタリーは結構興味有りで、見てますね。

ストーリー「冬眠から目覚めたホッキョクグマの家族、水と食料を求めて砂漠をさまようアフリカゾウの群れ、6000kmの大移動を行なうザトウクジラの親子。厳しい自然の中に生きる彼らの行動を、壮麗かつ雄大な景色とともに映し出す。冬眠から目覚めたホッキョクグマの家族、水と食料を求めて砂漠をさまようアフリカゾウの群れ、6000kmの大移動を行なうザトウクジラの親子。厳しい自然の中に生きる彼らの行動を、壮麗かつ雄大な景色とともに映し出す。」

 http://earth.gyao.jp(公式サイト)

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2008年1月 5日 (土)

佐瀬稔 著「狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死」感想

狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (中公文庫)
狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (中公文庫) ★★★★

前回の続きで「神々の山嶺」の羽生のモデルになった孤高の登山家、森田勝を描いたノンフィクション。
ひたすら山を愛し、山に挑み、戦い続けた壮絶な人生を描いた名著。

内容(アマゾンより抜粋)「“狼”と呼ばれ、20年間攀じ登ることしか考えていなかった孤高のクライマー森田勝。谷川岳、アイガー、K2と、なにかに復讐するかのように、森田は死と隣り合わせの岩壁に挑み続けた。登山界になじまず、一匹狼として名を馳せた男がたどった修羅の生涯を、迫真の筆に描く山岳ノンフィクション」

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2007年12月30日 (日)

「暗殺・リトビネンコ事件(REBELLION THE LITVINENKO CASE )」映画感想

Mo5596_f1 実在のロシア諜報局の下士官で、ロシア政府や諜報局のあまりの腐敗ぶりに「叛乱(Ribellion)」を企て、その後英国へ亡命、ロンドンで何者かに毒(なんと放射性物質)を盛られて無くなった人物のドキュメンタリーです。

監督はロシアのジャーナリスト、アンドレイ・ネクラーソフ。

彼が暗殺される以前から、ロシア政府の腐敗を追い続け、リトビネンコや他にもやはり暗殺されたジャーナリストから集めたインタビューをこの映画で発表したという形です。

チェチェン紛争の引き金になったテロ事件や劇場立てこもり事件を、政府関与の疑いがあると告発した内容まで出てきています。

http://litvinenko-case.com/(公式サイト)

ストーリー「英国に亡命中だった元ロシア諜報員リトビネンコが、放射性物質を盛られて死亡。プーチン政権についての取材を生前の彼に敢行した映像作家アンドレイ・ネクラーソフだが、彼の部屋も何者かに荒らされていた。」 

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2007年12月28日 (金)

サイモン・シン著「フェルマーの最終定理」感想

フェルマーの最終定理 (新潮文庫) ★★★★★ オススメです!

数学界最大の謎とされていた「フェルマーの最終定理」この定理が350年ぶりに証明されたというのはニュースで知っていたような気がします。

それが誰の手によってどのように解かれたのかというのは何も知らなかったのです。

数学の話というと、やたら難しそうで付いていけないと思っていたのですが、これはそういう本ではなくて、この問題に取り組んだ人々の生涯をドラマティックに描き出しています。

内容「17世紀のある天才数学者が謎に満ちた言葉を書いたメモを残したまま無くなってしまった『私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎてここに記することはできない』350年に渡る数学者の運命を翻弄した難問に終止符を打つまでを描く、ノンフィクション」

表題の”最終定理”というのもいかにも謎めいていて実に魅惑的じゃないですか!?

そもそもその「最終定理」とはどんな定理なのかと、この言葉を聞いたことがあっても定理自体の内容を知っている人はどれだけいるのかというのも疑問です。
かく言う自分もこの本を読むまで知らなかったのです。
又、方程式を一つ書く毎に売り上げが半分になるといわれる本屋の常識を知ってか知らずか、この本に登場する数式は控えめです。

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2007年12月 2日 (日)

「マグナム・フォト 世界を変える写真家たち(MAGNUMPHOTOS)」映画感想

以前こちらの記事で紹介しました、マグナムの映画をみてきました。
アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパらにより設立された、世界初にして最高の報道写真家集団、マグナムフォトの50年の歩み、現状、内幕を描いたドキュメンタリーフィルムを、60周年の今年初のロードショー公開になりました。

恵比寿写真美術館での限定公開で、映画の日にも関わらず通常料金で、あてが外れちゃったのですが、初日はオマケに卓上カレンダーが付いてたので差し引きゼロ、ちょっとお得だったかもしれません。

http://magnumphotos-movie.net/(公式サイト)

Index_04 

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2007年10月10日 (水)

「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」映画(DVD)感想

写真展の記事で紹介したブレッソンのドキュメンタリー映画

「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」(henri cartier-bresson the im-passioned eye) のDVDをレンタル屋で見つけたので早速借りて見ました。

マグナムフォトの創設者の一人で「決定的瞬間」という言葉を使った最初の人とも言われています。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶
アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

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2007年8月31日 (金)

「シッコ SiCKO 」映画感想

アメリカの医療制度はビューキだ!

久々の、マイケル・ムーア監督の新作ドキュメンタリー映画「シッコ」(原題:SiCKO )を見てきました。ドキュメンタリー映画をエンタメ作品に負けないくらい面白く見せてくれた「ボウリング・フォー・コロンバイン」以来とりあえず見に行ってしまいます。

今回のテーマは「SiCKO=病気」日本語のイメージだとカタカナの”ビューキ”といったニュアンスらしい。アメリカ合衆国の医療制度をコテンパンにやっつける姿勢はいかにもムーア流でした。

http://sicko.gyao.jp/(公式サイト)
Mo5315_f1

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2007年7月27日 (金)

「ブラインドサイト~小さな登山者たち ~」映画感想

きららさんのブログで紹介されていた、チベットに住む盲目の子供達がヒマラヤの高峰へ挑む姿を描いたドキュメンタリー映画「ブラインドサイト~小さな登山者たち ~」(原題:blindsight )を見てきました。 

Mo5261_f1 盲目のアルピニストと言えば、少し前にエリック・ヴァイエンマイヤーと言う人が全盲で始めてエベレスト登頂に成功したというドキュメンタリー番組をテレビで見たなぁ、と思い出しました。

実はこの映画はそのエリック氏に感銘を受けたチベット盲学校の設立者で、”国境無き点字”の教育者でもある、自身も全盲のサブリエ・テンバーケン女史が、彼に呼びかけたのがキッカケで、この子供達の登山が企画され、それが映画になったという経緯だったらしいのです。

http://www.blindsight-movie.com/(公式サイト)

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2007年6月22日 (金)

「ブリッジ THE BRIDGE」 映画 感想

何かの映画祭で凄い話題になったらしい、という噂を聞いていた、サンフランシスコのゴールデン・ゲイト・ブリッジを撮ったドキュメンタリー映画、「ブリッジ (原題:THE BRIDGE )」を見てきました。

Mo5058_f1X-MEN3でマグニートが持ち上げちゃった橋ですね。金門橋、ゴールデン・ゲイト・ブリッジGGB。実に絵になる美しい橋です、西海岸の1大観光名所にもなってます。
その何をどうドキュメントなのかと思っていたのですが、あちこちメディアに出ちゃってるからネタバレしても良いよね?ってネタバレしないと何にも書けないんです、はい。では続きをどうぞ、、、、↓

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2007年6月 1日 (金)

「コマンダンテ COMANDANTE 」映画感想

月に一度の映画の日なので、レイトや割引のない単館系の物でコマンダンテを見てきました。
オリバーストーンが直接キューバに渡ってカストロ議長にインタビューしたドキュメンタリーです。(こちら正真正銘のドキュメンタリー)
コマンダンテとはスペイン語で「指揮官」という意味で、キューバではカストロ議長を指す愛称です。

Mo5221_f1 最後の革命家と言われる、キューバのフィデル・カストロがオリバー・ストーンの質問に答える様子だけを、(途中昔日のニュース映像などを挿みますが)延々と流しているだけの映画です。
それでも全く退屈しないのは、その内容が革命当時の話や、アメリカの大統領についての印象、ソ連首脳との会談の話、果てはローマ法王に会った時の話まで、興味の尽きない事柄が語られるからです。そしてもちろん盟友チェ・ゲバラの話も語っています(時間としては長くは無いですが)。

驚いたことにJFKの暗殺については陰謀説を指示している、というより断言しているのも、監督が監督だけに面白かったです。
いわゆる「キューバ危機」の時に核兵器を使うことを望んでいたという話の真相も答えています。本人が言っているだけなので真実かどうかは聞く人が判断するしかないですが。
グアンタナモ基地についても一言だけ触れられていました。


途中カストロと共に街中や学校を訪問する場面がありますが、どこへ行っても民衆から歓迎され、握手攻めにあう様子は、彼らの表情から判断しても本当に国民に好かれているという印象を受けました。民衆の笑顔はどこかの国のような作られた物とは違う心の底から湧きあがってきていると思わせるものでした。

監督の質問も結構核心を突く(ベトナムに派遣していたキューバ人が拷問をしていたんじゃないかとか)物もありましたが、上手くかわされた感じもします。

この映画を見るとカストロの人となりに共感してしまうかもしれません、アメリカが上映を拒絶したというのも判る気がします。しかし、自由の国アメリカが拒んで良いものなのか?疑問に感じてしまいます。

評価★★★★

http://www.alcine-terran.com/comandante/(公式サイト)

(DVD情報↓)
コマンダンテ COMANDANTE

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2007年5月16日 (水)

「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」(ENRON The Smartest Guys in the Room) 映画 感想

気になっていたけど、いつか見ようとしていたら、終わっていた作品。リバイバル上映されていたので見てきました。

Mo4744_f1 '01年に発覚し、世界中を震撼させた米国の巨大企業エンロンの不正会計、粉飾決算による破綻を追ったドキュメンタリー作品。
第78回(2006)アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門候補になった作品。(勝者は皇帝ペンギン)

ストーリー「1985年に設立され、規制緩和の時流に乗って業績を拡大していったエネルギー企業エンロン。その裏側で日常的に行なわれていたさまざまな不正を、ジャーナリストや元社員らの証言を交えて暴き出す。 」

一時は全米7位の業績を上げていた超巨大企業、銀行、投資家から資金を集め株価は天井知らずかと思えるほどの上昇を続けていた、その影に隠されていたのは実体の無い利益計上と証券アナリストや銀行への圧力だった、赤字事業を隠し、強引な価格吊り上げは、カリフォルニアの大停電を意図的に仕掛けた結果とも言われています。

日本でも数々の不正経理が問題になって、株式大暴落の引き金になった事件も記憶に新しい。同じ様な構図は洋の東西を問わない人間の際限の無い欲望によって引き起こされています。日本の事件はエンロン破綻の後に起きていて、企業のトップはこの事件から何の教訓も得ていなかったことになります。

マネーゲームに明け暮れた大企業の数人のトップの傲慢が、真面目に働いていた市民をどん底に突き落とす、その構造を暴き出した、恐ろしくも悲しい真実をわかりやすく、インタビュー、ニュース映像を交えて突きつけた問題作です。

彼らは総じて優秀な人物 Smartest Guys だった訳ですが、その驕りが悲劇を招いたと作者は言っています、そして周辺のものまでがその異常さに気づかずに巻き込まれてしまった。

Smartでも企業の幹部でもない身にとっても、反省と自戒を込めて、二度と同じ過ちを犯さないで欲しいと思うことは切なる願いです。

評価★★★★

http://www.enron-movie.com/(公式サイト)

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版
エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版
DVD

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2007年4月21日 (土)

「ロストロポーヴィチ 人生の祭典」映画感想

20世紀世界最高の、偉大なチェロ奏者、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチを「太陽」のアレクサンドル・ソクーロフが追ったドキュメンタリー映画ということで早速見てきました。
「ロストロポーヴィチ 人生の祭典」(原題:Elegy of LifeRostropovich, Vishnevskaya)
監督アレクサンドル・ソクーロフ、出演ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ ガリーナ・ヴェシネフスカヤ(夫人、オペラ歌手)小澤征爾、ウイーンフィルハーモニー交響楽団、クシシュトフ・ペデレンツキ(原題作曲家)

Mo5042_f1 内容「ロシアの偉大なチェロ奏者、ロストロポービチ。彼と妻の天才ソプラノ歌手が、激動の半生を振り返るさまを、その演奏風景などを交えながらつづるドキュメンタリー。」(ウォーカープラスより)

映画はモスクワでの夫妻の金婚式祝賀パーティの模様、ウィーンでのペデレンツキの新曲初演(小澤征爾指揮、ウイーンフィル、ロストロポーヴィチ演奏)の様子、夫妻へのインタビュー、過去の演奏シーン、などで構成されている。

途中、第2次大戦下の苦労話や、ソ連体制下での抑圧(反体制家ソルゼニーツィンを匿ったらしい)を交えつつ、夫妻の生い立ちや出会いも語られる。

ソクーロフだけにあまり盛り上げどころが無く、淡々と進行していくという予想はしていたものの、そのエピソードやインタビューの入れ方がばらばらで、編集が上手くない、始めに夫妻の過去、現在の様子を踏まえて、最後にパーティーと演奏会をドーンとやってくれれば盛り上がったのに、どれもブツ切りでどうにも乗り切れない。しかも唐突に1部完、2部始まりとか出てきて、しかも1部と2部の構成テーマが違うかといえばそうでもない、2部制にした意味が判らないし、聞いてないし、、、、

自分としては彼の過去の名演とかもっと聞けると思っていたのにそれも無く、初演の曲が現代曲で耳慣れない、しかもブツ切りだった所為か、音楽的楽しみはほとんど無し、夫人の声楽曲は堪能できたけれど、目的外だったのとロシアオペラも馴染みが無かったので、感動は浅かった。原題では夫妻の2人に等しく焦点を当てている事が判るが、邦題は見ての通りなので、夫人がこれ程表に出るとは予想しようが無い。

結論としては、監督の、夫妻に対する尊敬の念は伝わって来たけれど、編集が拙かったせいで、せっかくの高級な素材を活かしきれていなかった、という事でした。

ソクーロフはドキュメンタリーには向いていないような気がします。

評価★★

http://www.sokurov.jp/(公式サイト)

追記:4月27日にロストロポーヴィチさんの訃報が舞い込んで来ました、映画見たばかりだというのに、悲しいです。
映画評価していないのにアクセスが増えているというのも複雑な感じです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000251-jij-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000009-eiga-movi

氏の著作
ロストロポーヴィチ―チェロを抱えた平和の闘士
ロストロポーヴィチ―チェロを抱えた平和の闘士

演奏CD
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番/ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番/ヴァイオリン協奏曲第1番

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2007年4月 3日 (火)

「The 911」DVD感想

「The 911 (原題 9/11 commission report)」というDVDを借りてきて見ましたので、感想など。

アマゾンの紹介によると、「全米でベストセラーになった「9/11委員会レポート」を映画化した社会派サスペンスアクション。1年にも及ぶ調査結果から導き出された真実は、未然にテロを防げたことを立証するものだった。全世界を震撼させた悲劇の事実を明らかにしていく。 」な内容です。

実はハイジャック実行犯が航空機操縦シュミレーター講習、それも離着陸無し、NYやワシントン地区のコースというなんとも不可解な物を受講して、FBIも怪しんでいた、CIAは旅客機を使ったテロの計画の情報を得ていた、というレポートをドキュメンタリー再現ドラマとして映画化したものです。内容は戦闘シーンとかテロ映像とかは全く無いので、映画的な派手さは無いものの、情報を入手しながら全く手を打てなかった、あるいは打たなかった合衆国政府の対応が恐ろしく描かれています。

FBIの捜査官の会話に、繋がりをたどっていくとテロ組織に辿り着く、の意味である遊びの話が出てきます、それは一時期アメリカで流行っていた、ある俳優の共演者を辿っていくと6度目以内にほとんどの俳優がケヴィン・ベーコンにたどり着く、いわゆるケヴィン・ベーコンゲーム「シックスディグリーズオブケヴィンベーコン」というものでした。このゲームの存在は日本のケヴィン・ベーコンファンには有名な話で、自分もどこかで聞いた事があったので、いきなり会話に出てきてビックリしましたし、深刻な話の中にちょっと嬉しい瞬間でした。このゲームを紹介したサイト(英語です)がありましたので載せておきます。

http://www.sixdegrees.org/

THE 911
THE 911
評価★★★+

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2007年1月22日 (月)

「不都合な真実」映画館で500円で見てきた感想

Mo4594_f1 実は土曜日に見ようとしたら、キャンペーン中に付き日曜日限定で500円で見られる、と言う事であらためて本日観賞してきましたよ(代わりに見たのがディパーテッド)。スポンサーに感謝。原題名「 An Inconvenient Truth」
http://www.tetrapak.co.jp/NEWS/RELEASE/061221.html(エコサンデーキャンペーンについてのお知らせ)

元副大統領にして、元大統領候補、の「アル・ゴア」が世界に問う地球温暖化問題。
本人曰く「一瞬だけ大統領に当選した」アル・ゴアのスライドを使った世界各地での公演を追うドキュメンタリー作品です。

映画の存在は去年から町山氏のブログhttp://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060613を見て知っていて、早く見たいと思っていた作品です。今年必ず見る予定に入っていた1本で、しかも500円なんてラッキーでした。

疑惑の選挙、ブッシュに惜敗した大統領選挙での不運の男のイメージはぬぐえない。そんなゴア氏の素顔は、日本人にとっても、あまり馴染みがあるものじゃなかったし、正直自分も良く知らなかった。けど、この作品を見る限り、政治家になってから、ずうーっとこの問題に取り組んできた、実に真摯な人物像が窺がえます。
更に多少自虐的ネタも交えながら、ユーモアたっぷりの公演も判りやすく面白く見て行けます。
最初はアポロ8号の撮った史上初の地球の写真から、温室効果の起こるメカニズム、CO2との因果関係を図解入りスライドや、時にアニメーションなど挿みながら解説する様子は多くの人に真実を伝えようとする姿勢が現れています。

自ら南極や、北極海に赴いた映像から、氷河の交代、棚氷の消滅と、紛れも無い証拠を突きつけます。その上で現在の状態と今後の予想。温暖化が進んできたために洪水が増え、ハリケーンが大型化し、旱魃が起こって、湖も干上がる。このまま進んだ場合の水没する地域の精密なシュミレーションは実に恐ろしいものがあります。

更に、温暖化を防止できない問題点を論破、一部の政治家と利益追求の企業の姿勢を糾弾、その間違いを問います。

最後はしっかり解決策を唱えます。代替エネルギーの開発から、省エネ製品使用、植林事業など、出来る事を進めていけば、改善も可能だと訴えます。更に京都議定書に加盟していない2カ国でも、少しづつ意識が変わりつつあると希望も示し、最後に美しい自然の映像で「この世界を子供たちの為に護ろう」と締めくくります。

久しぶりに良い映画にめぐり合った、という印象です。派手なアクションも高額ギャラを取る俳優も無しで、地球を護るのはヒーロー任せではなく我々一人一人なのだと訴えてくる気持ちがヒシヒシと伝わってくる、実に心温まる映画でした。アメリカ映画もまだ捨てたもんじゃない、アメリカの政治かも又しかり。

この人が大統領選で買っていたら世界はもっと良くなっていたんじゃないかと思わずにはいられない。

エンドロールでは映画を見ている一人一人が何を出来るのか具体的に文字で表示されます、その中で「この映画を友達に薦めよう」とありましたので、自分はこれを実践させて頂きます。

この映画を見に行きましょう!世界中の人に見てもらいたい。素晴らしい映画です。

この記事を見た方はどうか見てやってください、500円で見られる場所もあります。(追加記事↓)
http://wiiderlandhunter.cocolog-nifty.com/wilderlandwandar/2007/01/post.html

見たらTBを送って下さい。どうかよろしくお願いします。

http://www.futsugou.jp/(公式サイト)

ドキュメンタリー部門でアカデミー賞を受賞しました。おめでとう!
記事はこちら

DVD07/06発売、予約受付中

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2007年1月13日 (土)

「ダーウィンの悪夢」映画感想

Mo4696_f1 気になっていたドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」を見てきました。
最近ドキュメンタリー見る機会が増えてきたのは、多分偶然でしょう、何故かは判らないですけど、なんとなく。

アフリカはタンザニアのヴィクトリア湖、世界第2位の淡水湖はかつてy多種多様な生物の棲む美しい湖だったが、誰かが勝手に放流した外来肉食魚のナイルパーチにより生態系は破壊され、水質が悪化して行った、しかし、沿岸の漁村はそのナイルパーチを採ることによってヨーロッパや日本などへの輸出産業を手に入れた。
魚肉の加工業者が潤うのとは対照的に、漁民には手が出ない食材となり、貧困がエイズの蔓延や、孤児の増加につながってしまった。

感想としては、ちょっと重すぎたかなという印象です、見ていて結構辛い。
ヨーロッパからの輸送機の乗員や、売春婦、ストリートチルドレンや漁民等のインタビューで構成されているのですが、漁村には医療施設も無く、漁の最中にワニに襲われて亡くなってしまう人、食料を奪い合う子供たち、死んだ魚と同じ目をしたストリートチルドレンが印象的でした。

もちろん映画で描かれている事が全てじゃないだろうし、貧困は他にも原因が沢山あるのは判っている、タンザニア政府からも抗議が有ったそうだ、撮った側の主観もあるだろう、それでも映像は現実に存在する物を写している。

生態系の破壊については決して対岸の火事ではなく、日本でも勝手に放流した外来魚によって在来の魚が激減しているという事を思い起こさせる。

見て楽しい映画では無いし、人にお薦めするという気にもなりませんでしたが、大いに考えさせられる問題作です。

中身の無いハリウッド大作に使う金の1部でも、彼らに回してやって欲しいと思わせる映画でした。

公式サイト↓
http://www.darwin-movie.jp/

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2007年1月 7日 (日)

以前見たお気に入り映画シリーズ「運命を分けたザイル」(死のクレバス)

ブログ開設以前、数年から昔の映画まで、お気に入りの映画を少しづつ紹介していきます。今迄引用した作品で少し紹介していますので、それらは除きます。映画またはDVDのカテゴリで探せます。
2005年辺りから始めようと思います。山好きの映画好きと言う事で最初はこの作品から。

運命を分けたザイル
運命を分けたザイル
原題「Touching the Void」(原作共)

腕に自身の先鋭的クライマーのジョーとサイモンは、南米の未踏峰”シエラ・グランデ”に2人だけで一気に登る”アルパイン・スタイル”という方法で挑戦する、町で知り合ったリチャードにベースキャンプの留守を託し、山へ向かう。
軽くやわらかい雪の為に苦労を強いられるがやがて見事山頂に到達、ところが下山途中にジョーが滑落、足の骨を折ると言う事故が起こる、高度6000メートルの骨折はイコール死を意味する、置き去りにされて当然の状況で、しかしサイモンは2人分のザイルを繋げて滑り降ろすという決断をする。下山まであと少しというところで、ジョーが足場を失い、確保が出来なくなる、動きの取れなくなってしまった2人、ザイルを確保していたサイモンの足場が崩れ始める、このままでは2人とも滑落して墜死は免れない。
そしてついにサイモンは行動する。

あらすじが長くなってしまいましたが、この先は是非映像で見てください。
と言っても、この映画にジョー、サイモン、リチャード本人のインタビューが映像つ付きで挿まれており、全員生き残った事は明白です、そもそもこの映画の原作はジョー本人が書いたものです。そこでドキュメンタリー再現ドラマ風という表現になったわけですが、その手法に好みの分かれるところかと思います。
山の風景は実際にアンデスでロケされており、登山シーンはアルプスの山で撮られているためリアリティは完璧です。クレバスや氷河、登山用具に至るまで全て当時使用と同じ「本物」です。
極限状態に置かれたジョーの生還への執念、一つ進むごとに状況が悪化していく中での諦めない精神力、怪我の痛みと幻聴に悩まされながらも望みを捨てない姿に心打たれます。
パートナーを失ったサイモンの苦しみ、後悔、残された物の罪悪感。他に方法が無かったとは言え、全てを受け入れ言い訳をしない真摯な姿に、自分が同じ立場なら、と考えずにはいられません。

どんな状況に置かれても諦めない、人間の可能性に勇気付けられる作品です。

死のクレバス―アンデス氷壁の遭難

こちらはジョーによる遭難記録の原作。帰国後批判に晒されたサイモンを弁護する意味も込めて、当事者による証言だけで構成されている。
映画では見られなかった登山に前後の話も詳しく語られている。

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2006年12月25日 (月)

『甲野善紀身体操作術』映画感想

Mo4774_f1 以前トレーニング関連で取り上げた、古武術で蘇えるカラダの著者、甲野善紀先生を追ったドキュメンタリー映画。
ちょっと気になってた映画館というか上映部屋といった感じのhttp://www.uplink.co.jp/factory/で上映していたので行ってみた。
先生の著書を持っていくと1200円になると言う事で、上記の本を持参したらOKだった。
http://www.uplink.co.jp/kouno/index.php(劇場によるガイド)

内容は先生の講演会の様子、介護師や音楽家、合気道団体からラグビーのコーチ連盟など、相手は様々、力を使わない、効率の良い体の動かし方を実践して伝えていく様子を追っていく。
先生の解説は禅問答のようで相手に上手く伝わっていないようにも思えるが、実際に合気道有段者や、ラグビーの猛者たちをいとも簡単にひっくり返すと、皆唖然とした表情で「何が起きたのか理解できない」という顔をしていて面白い。場内も笑いが沸き起こる。

自分は本を読んでいて、なんとなく分かったつもりになっていたが、その動きを映像で見せられると、その滑らかな無駄の無い動きと、俊敏さに驚かされる。
後半は先生の同情に学びに来たフェンシングの選手や舞台役者など、その要求に応えた身体操作術を披露する。

多分この映画を見ただけでは先生の「身体操作術」の理論や実際の動かし方を理解できる人はほとんどいないと思う。それは先生の頭の中だけに存在するもので、言葉や文字ではほんの1部分しか伝わらないからだ、体感した人にもよく判らないのだから、映像で見てもすぐ判ると言う物でもないだろう、読んだ事見た事を自分で試してみて少しづつでも近づけたら世界が変わってくるかもしれない。

映画としては、関係者のインタビューなど、少し間延びのした感じがあるものの、先生の動きや哲学など、善い物を見させてもらったという結論です。
結構興奮して帰ってきました、今後のトレーニングに生かせるかどうかは自分の心に掛かっていると思い知った次第です。
評価は思い入れも有りで★★★★

DVD発売中
甲野善紀身体操作術
甲野善紀身体操作術

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2006年12月23日 (土)

スパイ関連本の紹介「モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関」「スパイのためのハンドブック」「標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録」「CIAは何をしていた?」「日本のインテリジェンス機関」

久々にスパイ映画を見たので、いままで色々と読んできたスパイ関係の本について、紹介してみようと思います。

モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関
モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関

まずは日本人ジャーナリストが取材したイスラエルの諜報機関「モサド」についてのレポート。第2次大戦後、アルゼンチンに逃亡していたナチ親衛隊幹部を逮捕して自国での裁判に持ち込み、ミュンヘン「黒い九月」事件の黒幕たちを処刑していったことで、「世界最強」と言われる諜報機関です。
長年虐げられてきた民族は警戒を怠らないし、敵に対する執念も強いものがあります。
「目には目を、歯には歯を」とう旧約聖書の文言はもともとユダヤの民の物だった事を思い出させずにはいられません。

スパイのためのハンドブック
スパイのためのハンドブック

次は、そのモサドに在籍していた本物のスパイがガイドブックの形で自身の体験を綴った本。本物のスパイは映画や小説のような派手は活躍はしないで、地道に時間をかけて行う物だと、回想しています。相手の上流階級に近づく為に生活はむしろ華やかだったようですが、内心は針のムシロということだったらしいです。

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録
標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録

こちらは「映画ミュンヘン」の元ネタになった本で、やはりモサドの工作員の話です。
映画で違和感を感じていた事柄もこれで解決しました、何の訓練も受けていない素人が暗殺など実行できる訳が無いということです。

CIAは何をしていた?
CIAは何をしていた?

そしてこちらも映画の元ネタになった本です、「シリアナ」の原作と言っても良いでしょう。
著者のロバート・ベアは実際にCIAに勤務していた人物です、本部の不理解の為に現地の諜報員がいかに苦労してきたか等が語られています。
世界一失敗の多い諜報機関といわれるCIAの実状が語られています。
9.11以降、その存在意義が問われていますが、イラク侵攻の為の証拠が見つかっていなかった事等を見ても立ち直ったとは言えない気がします。

日本のインテリジェンス機関
日本のインテリジェンス機関

では日本の場合はどうでしょうか?唯一現在日本の諜報関連本を書いているものでしょうか。この人も元内閣調査室で勤務していた人物です。日本の現状は更にひどい、ほとんど諜報活動は無いに等しいようです、「スパイ天国」と言われる現代日本の脆弱さが見えてきます。憲法改正する前にやる事があるんじゃないでしょうか?と考えさせられます。

他にもKGBやMI6など興味深い組織は多々ありますが、まだ良い本が見つかりません、何か読み次第紹介して行こうと思っています。

今回言及した映画の感想については、また後日書く事にします。

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2006年11月26日 (日)

引用したまま作品の紹介・第2弾「キング・コング」「ベン・ハー」「ボウリング・フォー・コロンバイン」「アマデウス」

引用しておいてほったらかし、の分の映画感想を書いておきます。

俳優の紹介で使ったやつ、トーマス・クレッチマン氏のところで使った作品、「ヒトラー~」は11/14に紹介済なので今回はパスさせてもらいます。

キング・コング デラックス・エクステンデッド・エディション(3枚組)
キング・コング デラックス・エクステンデッド・エディション(3枚組)

指輪映画でおなじみピータージャクソン氏の最新作、写真はSEE版、’60年代の名作「キングコング」をPJ風にリメイクした作品、3時間強の大作、ほぼ3部構成で1部目は資金に困った映画監督が新人女優とシナリオライターを連れて伝説の島「スカル(髑髏)アイランド」を発見するまで、2部目はスカルアイランド内での冒険、コングの登場と捕獲まで、3部目はコングがニューヨークで大立ち回りをする、という構成。

島を発見するまでが長い感じがしますが、島の冒険やコングの活躍は大いに見もの、PJ得意のクリーチャーが苦手という人も多いようですが、そこはまあご愛嬌という事でDVDなら早送りも可、キングコングの演技!?も最高で、人間の俳優以外で感情移入出来たのはこのコングがはじめてかも知れない、中の人アンディさんが素晴らしい、ナオミワッツも魅力たっぷりで、これが代表作じゃないかと思う。

次はチャールトン・ヘストン氏の紹介で使った映画、まず「ベン・ハー」かなり昔の作品でアカデミー11部門受賞の名作だから内容は知ってると思うので省略、見た事無い人は親とか先輩とかに聞いてみるか、アマゾンの紹介文でも読んでください。
ベン・ハー 特別版
ベン・ハー 特別版

今見ても面白い、色あせない名作、主演のヘストンさんもカッコイイ。スペクタクルなアクションシーンも凄い特に戦車競走は圧巻、後年の他の色々な映画に影響を与えている。

続いてはヘストンさんが批判されまくってる作品、コロンバイン高校での銃乱射事件を元にアメリカの銃社会の問題点を分かりやすく糾弾している、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリーの名作。
ボウリング・フォー・コロンバイン
ボウリング・フォー・コロンバイン

事件後に、高校近くで銃規制反対集会を開いた「ライフル協会会長」のヘストンさんにアポなしインタビューを敢行して話題になった作品。
それ以外にもアメリカと他国との銃犯罪の比較やアニメを使った銃社会の歴史など楽しく学べる作りになっている、見ててけっこう面白く、退屈しない。

アマデウス
アマデウス

精神病院に収容された老いたサリエリ氏の「私はモーツァルトを殺した」という告白から始まる、天才作曲家の登場から死までが、サリエリの回想という形で語られる。
数々の名曲と共に中世オーストリアの風景とモーツァルトの変貌が見所。
これを見てクラシックが好きになった人も多いという、名作。

CUBE ファイナル・エディション
CUBE ファイナル・エディション

低予算ながらソリッドシチュエーションというジャンルを切り開いた記念碑的作品。
記憶をなくした数人の男女が謎の建物「キューブ(立方体)」から脱出出来るかというストーリー、そのアイデアと舞台設定が興味深い、色違いの同じ部屋が続くだけの世界でこれ程面白い物を作れるというのが凄い。後の映画に多大な影響を与えている。
続編も作られたが、こちらは舞台が同じような物というだけで全くの凡作。この建物の謎を知りたいと思うファン心理を見事に裏切ってくれた。

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2006年11月14日 (火)

ヒトラー関連物、レビュー「ヒトラー ~最期の12日間」「わが闘争」「劇画ヒットラー」

第2次大戦→ナチスドイツ→という流れで、ヒトラーを扱った物で、見た(読んだ)分の感想など書いてみました。  

まず断っておかなければいけないのですが、自分は昔から、ナチス&ヒトラーに興味を持っていました、戦争映画などで見ると、いつも目の敵にされ、最後には惨めに敗れ去っていく彼らですが、そのスタイリッシュでカッコイイ軍服、洗練されたデザインで機能に優れた兵器類に惹かれていたものでした、ホロコーストなど、詳しい内容は知らずに、日本と同盟を組んでいた、同じような敗戦国という程度の知識しかなかったころの話です。

それから色々学びましたが、興味を持っているということには変わりはないようで、関連物はついつい見てしまうのです。

最初は昨年公開された「ヒトラー・最後の12日間」、原題名「DER UNTERGUNG」直訳すると、”没落”といった意味だそうです。 ヒトラー最後の秘書となった女性の視点から、ナチ滅亡の過程を追っていくドキュメンタリー風の映画で、ヒトラーを一人の人間としてありのままに描いた、本国ドイツでも問題になったといういわく付の作品です。すでに敗色濃厚となったベルリンの地下壕で、病からくる手の震えをを隠しつつ、ありもしない軍隊に望みを繋ぎ、ほとんど自暴自棄状態の部下に激を飛ばし、不可能な作戦を押し付ける様は哀れです、しかし、秘書や愛人、愛犬には優しい一面を垣間見せます。  やがて忠臣と言われていたヒムラーや、ゲーリングに裏切られ、建築家で軍需相のシュペアーにも去られ、どうにもならないと悟り自ら命を断ちます。宣伝相ゲッベルス家の悲しいほどの忠誠心や、残された将校のヤケの乱痴気騒ぎ、ベルリン市民の混乱など、重く切ない物語です、心に残る名作と言えるでしょう。

ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション

次はヒトラーがミュンヘン一揆で収監された時に書いた自伝、「わが闘争」です、彼がどのようにして、ユダヤ人を憎み、ナチ党を結成して行ったかが自らの手で綴られています。 画家を志して挫折した不遇の青年時代から、第1次大戦に従軍して手柄をあげたにもかかわらず、敗戦して、不況のどん底に暮らした体験から責任をユダヤ人に押し付ける過程が読み取れます、今読むと、かなり偏見に満ちた思考だと判りますが、当時のドイツ国内で徐々に受け入れられていく様子も細かく書かれています。意外だったのはユダヤ人の社会についてもかなり詳しく、シオニズム運動や、シオン議定書等の真偽にも言及している事に驚かされます。

わが闘争 上―完訳 角川文庫 白 224-1

内容的には同じような恨み言と、ドイツ改革の意思が何度も繰り返されていますので、読み物としては読みやすいものでは有りません、ナチス政権下では聖書のような扱いで、全ての国民が所有していたと言われていますが、今ではヒトラー研究家以外でも、独裁者を生み出す過程を見て、同じ過ちを繰り返さないようにする意味においても読む価値があるとも思います。

わが闘争 下―完訳  角川文庫 白 224-2

こちらは同じタイトルですが、ナチ、ヒトラーのドキュメンタリー記録映像です、ナチ党はプロパガンダ用にも大量の映像を残していましたので、それをまとめてドキュメンタリー映画にしたものです、党大会や、ベルリンオリンピックの映像などは圧巻です。

我が闘争

最後は劇画、同時代を生きて戦争にも行った漫画家、水木しげるセンセイの作品です、(またかい!)ヒトラーの生い立ちから最後までを、判りやすく面白く漫画化しています。

劇画ヒットラー

こちらは同じ物文庫版、アマゾンの画像なし

劇画ヒットラー

まあ、あまり興味がないけど、映画は見てみようと思ってる方などは、漫画版を読んでみてからが良いかもしれません、時代背景や、ナチの興亡などがわかります。

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2006年10月 4日 (水)

ユナイテッド93原作本

先日(9月2日)に映画感想で紹介した「ユナイテッド93」(記事)の原作です、航空関係者、警察、遺族からの、聞き取り調査を元に書かれた、ジャーナリストによる記録です。全ての乗員、乗客のエピソード、人柄や思い出、電話をかけてきた最後の瞬間までを一人一人綴っていきます。  さすがに途中から同じような内容に、ちょっと飽きてきますが、遺族にとっては大事な事柄なんだろう、と思い直して最後まで襟を正して読み終えました、ただ、それぞれが本当に素晴らしい人格者で、立派な人なんだという事が強調されすぎている感じは否めません、むしろ、ごく普通の人達が危機に遭って、テロの事実に驚き、混乱しながらも最後の瞬間に一致団結して立ち上がった、そう言われた方が納得するでしょう。「彼らが搭乗していたのは、神の配剤だった」と語った人がいたとの事ですが、それはかえって残酷な言葉だと思います。 ともあれ彼らの勇気ある行動は賞賛されるべきなのは言うまでもありません。 人間、いつ何時災難が降りかかってくるかわからない、自分はその時なって何が出来るか、後悔のない今を生きているか、そんな事を考えさせらる一冊でした。

ユナイテッド93 テロリストと闘った乗客たちの記録
ユナイテッド93 テロリストと闘った乗客たちの記録

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2006年9月29日 (金)

秘密結社と陰謀「秘密結社の世界史」「陰謀の世界史」

最近ニュースを見ていて、誰かが裏で糸を引いてるんじゃないか?と思うような事件、事故が多いように感じてしまう自分がいます。映画の見過ぎとか、小説に影響されているのかとか言われてしまいそうですが、同じような事は昔からあったようです。

映画や小説等に度々登場する、いわゆる「秘密結社」といろんな事件の背後で囁かれる「陰謀説」知ってるようで、どうも掴み所のない、けど、怪しい魅力タップリの世界を詳しく解説してくれている2冊。海野弘著作。

秘密結社の世界史
ダン・ブラウンの諸説に出てくる「オプス・ディ」「テンプル騎士団」「シオン修道院」「イルミナティ」、確実に存在しているらしい「フリーメーソン」「KKK」から「マフィア」「テロ組織」まで言及している。

陰謀の世界史
世界中の歴史的事件を陰謀説として解説、事実かどうかは誰にもわからない、秘密結社やCIA,KGB等諜報機関、はてはUFO、宇宙人まで、あらゆる角度から検証している。

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2006年9月21日 (木)

DVD2件「9.11 ~N.Y.同時多発テロの衝撃の真実」「エミリーローズ」

まず1件目は、9・11のドキュメンタリー。   新人消防士の成長過程を追うドキュメンタリーの制作中に、たまたま9・11テロに出くわしてしまった撮影クルー、旅客機衝突の場面から、タワー崩壊時にはビル内部での活動をフィルムに収めている。現場での人々の不安、焦燥、混乱、哀しみ、さらに崩壊後の救助活動まで、消防署員の目線から捉えた衝撃的な作品。  特筆すべきは、1期目の旅客機が衝突した場面をカメラが捕らえている事、2機目の衝突は、TV生中継での出来事だけに何度も目にしていたが、最初のそれはほとんど見られなかった、貴重な歴史的瞬間だった。何が起こったのかはっきりと判らないまま、ビルに向かう消防士、世界中がTV中継に釘付けになっている間、当のビル内にいた者だけが情報の無さに戸惑っている様子はなんともいえない哀しさがある。 5年前の事件でもまざまざと事の重大さを思い知らされる。  改めて犠牲者に哀悼の念を捧げたい。

9.11 ~N.Y.同時多発テロの衝撃の真実~
9.11 ~N.Y.同時多発テロの衝撃の真実~

もう一つはコレ、エミリーローズ。劇場で見ようかどうしようか迷ってるうちに終わっちゃった作品のDVDを借りてきて見た。アメリカで実際に起こった悪魔払い裁判を元に作られている。カトリックの神父によって悪魔払い中に亡くなったエミリー、その氏について過失致死の疑いがかけられる神父、司法取引も保釈も拒否して証言台に上がった神父の狙いとは?   筋書きはなんとなく聞いてたけど、法廷劇というのがネックになって及び腰だったけど、上手く作ってある。化け物がドンと出てくる感じじゃない、見えない怖さも有って好評価、73点。

エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション
エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション

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