ま行

2008年7月 4日 (金)

「マーキュリーマン(MERCURY MAN)」映画感想

Mo6120_f1 タイ製作のアクションヒーロー映画「マーキュリーマン」(MERCURY MAN)を見てきました。
まあ姿を見れば一目瞭然ですが、スパイダーマンのタイ版です。

しかし、タダのバッタもんではありません、タイのアクションと言えば、トム・ヤム・クン!でお馴染のムエタイみです。
流石に覆面ヒーローなのでCG有り、ワイヤー有り(だと思う)スタントは当然ですね。

http://www.mercuryman.jp/( 公式サイト)

ストーリー「手にしたものには強大な力が宿ると言われる2つの秘宝、“太陽の護符”と“月の護符”。消防士のチャーン(ワサン・カンタウー)の体に太陽の護符が吸収されたことから、超人的なパワーを得た彼はマーキュリーマンとして街の平和に貢献するようになる。そのころ、月の護符を持つテロリストのウサマ(アノン・サーイセンチャン)は、チャーンの体内にある太陽の護符を奪おうと非道な手段に出ていた。」

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2008年7月 3日 (木)

「ミラクル7号(長江七號)」映画感想

Mo5914_f1 「カンフーサッカー」や「カンフーハッスル」でお馴染みのチャウ・シンチー監督出演の「ミラクル7号」(原題:長江七號/英題:CJ7)見て来ました。

武侠好きとしてはカンフーハッスルみたいなのを作ってほしいと思うけど、今回はSF?
どうやらETを意識してたらしい。謎の地球外生物を拾ってきた貧乏親子。

予告編で見たときは正直どうなん?とか思ってたけど、見た人の評判も上々で「泣ける」とのたまう人までいるので、楽しみにしてました。

でもいつものシネコンでは吹き替えしかやってなかったから、わざわざ探して字幕版をみて来ましたよー、シンチー物は生声じゃなくちゃいけません。

http://www.sonypictures.jp/movies/cj7/index.html(公式サイト)

ストーリー「超が付くほどのビンボーながら、小学生の息子のディッキーを男手ひとつで懸命に育てるティー。ある日、ゴミ捨て場で息子に与えるためのスニーカーを探していた彼は、緑色のゴムボールのような謎の物体と遭遇する。」

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2008年5月30日 (金)

「Mr.ブルックス ~完璧なる殺人鬼~(Mr.Brooks)」

ケビン・コスナーが殺人鬼役で出ていると言う「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」(Mr.Brooks)をMo6024_f1 見てきました。

競演はデミ・ムーア 、ウィリアム・ハート。

お久しぶりのケビン・コスナーでしたけど、殺人鬼、というより殺人依存症の人、根は紳士で事業でも成功を収めているけど、殺人への衝動が抑えられない、という人物を中々見事に演じてました。

http://mrbrooks.jp/(公式サイト)

ストーリー「妻子ある実業家ブルックスは、誰にも気付かれずに快楽殺人を重ねていた。しかし、ささいなミスによってある青年に犯行を目撃され、執念深い女刑事が動きだしたため、ブルックスは追いつめられていく。」

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2008年5月20日 (火)

「名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)」映画感想

Mo5778_f1こちらも原作やTVシリーズはちゃんと見たことないけど、なんとなく内容は知っていると言うアニメシリーズです。劇場版は何作目なんでしょうか?初めて劇場で見ることになりました。只で見られるから。

探偵推理物としては特に驚くような犯人やトリックを見せてくれるわけじゃないけど、推理小説マニアの高校生がSFみたいなノリで小学生やってる不思議な漫画ですけどそれなりに楽しめるという印象です。

今回は今流行のクラシック音楽をたっぷりと盛り込んだ内容で、その内容に釣られたってのも見るきっかけの一つになってます。

http://conan-movie.jp/index.html(公式サイト)

ストーリー「高名な元ピアニストが主宰する音楽学校出身者ばかりをねらう連続殺人事件が発生。真相を追うコナンたちは、元ピアニストが作ったホールのこけら落としコンサートに招かれるが、会場が何者かによって爆破されてしまう。」

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2008年5月18日 (日)

「マンデラの名もなき看守(GOODBYE BAFANA)」映画感想

Mo5934_f1 南アフリカのアパルトヘイトに抵抗して、長期間服役していた、ネルソン・マンデラ氏とその看守の真実を元にした物語。「マンデラの名もなき看守」(GOODBYE BAFANA)を見てきました。制作は仏.独.ベルギー.伊.南ア共同だそうです。

真実を~って3連荘になってしまいましたがコレが一番真実の重みが有った作品でした。
流石に只券使える場所では上映していなかったので、久々にお金払って鑑賞でした、その価値は充分ありましたです。

ジョセフ・ファインズ デニス・ヘイスバート ダイアン・クルーガー

ストーリー「人種隔離政策を敷く、1968年末の南アフリカ。公安局の命令でグレゴリーは、投獄された反体制活動家マンデラの担当看守に。彼の言動を観察して報告するが、しだいにマンデラと心を通わせるようになる。」

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2008年5月11日 (日)

「ミスト(MIST)」映画感想

スティーブン・キングの原作を映画化で、『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボン監督と言う事で話題の映画「ミスト」(MIST)を見てきました。

原作は未読ですが、今回原作とはかなり改変したラストだったらしいと聞いてます、衝撃のラスト15分とか宣伝文句で煽ってるので、どこからか最後の15分なのか気が付かないんだから止めて欲しいし、いつも煽り文句に騙させるので「またか?」とも思いましたが、確かに衝撃的でした。

http://www.mistmovie.jp/(公式サイト)

ストーリー「メイン州西部の町を嵐が襲った翌日、深い霧が発生し、町中を覆ってしまう。しかもその霧の中には、正体不明の謎の生物が潜んでいた。スーパーマーケットの店内に避難した住民たちは、決死の脱出を試みようとする。」

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2007年12月25日 (火)

「迷子の警察音楽隊(THE BAND’S VISIT)」映画感想

Mo5584_f1 2007年 東京国際映画祭グランプリ受賞作品!のヒューマンドラマだそうです。
「迷子の警察音楽隊」(英題:THE BAND’S VISIT)ヘブライ語とアラビア語の原題は上手く表期出来ない、ってか見当たらないので書けませんでした。

「1990年代のイスラエル。空港に水色の制服に身を包んだ男たちが降り立った。彼らはアレクサンドリア警察音楽隊。文化交流のためにエジプトからやってきたが、何かの手違いか出迎えが来ない。自力で目的地へたどり着こうとした彼らは、間違えて一文字違いの別の小さな町に着いてしまう。途方にくれる彼らに助け舟を出したのは、カフェの女主人ディナだった。やがて、国や宗教を超えた交流が始まるが…。」

http://www.maigo-band.jp(公式サイト)

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2007年12月22日 (土)

「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」映画感想

Mo5008_f1 京極夏彦の傑作「魍魎の匣」を原作とした映画を見てきました。
原作の感想はこちら

京極堂シリーズ2作目ですが、実相寺昭雄監督による1作目の映画姑獲鳥の夏は余りにも出来が悪かったので、悪い夢でも見てるようでしたが、今回監督も原田眞人氏に代わりまして、一応ファンとしては見ておくべきかと早々に行ってきました。

ストーリー「元映画女優の陽子から娘の捜索を依頼された探偵・榎木津。新興宗教と連続少女バラバラ殺人の謎を追う作家・関口と雑誌記者の敦子。彼らは敦子の兄で古書店“京極堂”を営む中禅寺のもとに集い、事件の真相を探っていく。」

http://mouryou.jp(公式サイト)

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2007年12月 2日 (日)

「マグナム・フォト 世界を変える写真家たち(MAGNUMPHOTOS)」映画感想

以前こちらの記事で紹介しました、マグナムの映画をみてきました。
アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパらにより設立された、世界初にして最高の報道写真家集団、マグナムフォトの50年の歩み、現状、内幕を描いたドキュメンタリーフィルムを、60周年の今年初のロードショー公開になりました。

恵比寿写真美術館での限定公開で、映画の日にも関わらず通常料金で、あてが外れちゃったのですが、初日はオマケに卓上カレンダーが付いてたので差し引きゼロ、ちょっとお得だったかもしれません。

http://magnumphotos-movie.net/(公式サイト)

Index_04 

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2007年11月25日 (日)

「マイティ・ハート 愛と絆(A MIGHTY HEART)」映画感想

Mo5468_f1 アンジェリーナ・ジョリーが凄い演技で絶賛されているという噂の映画「マイティ・ハート 愛と絆」(原題: A MIGHTY HEART)」を見てきました。

ストーリー「9.11テロの記憶も新しい2002年1月。パキスタンに滞在中の米国の新聞記者、ダニエルが行方不明となった。妻のマリアンヌは夫の安否を心配するが、やがてダニエルが“CIAのスパイ”と疑われ拉致されたことが分かる。」

http://www.mh-movie.jp(公式サイト)

旦那のブラト・ピットが製作というのも話題になってます、カンヌやら東京やらの映画祭でも特別招待されたってのが宣伝に使われてますが、それはどうでもいいかな?
東京映画祭で見た人の感想はチェックしてましたです。

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2007年11月23日 (金)

「ミッドナイトイーグル (MIDNIGHT EAGLE)」映画感想

Mo5030_f1 北アルプスを舞台にした山岳アクション映画「ミッドナイトイーグル (MIDNIGHT EAGLE)」を見てきました。

原作の観想記事でも書きましたけど、自分もスキーで行った事のある”天狗原”が舞台なので楽しみにしてました。

けど、、、、  ”てんぐっぱら” 出てこないじゃん!!

ストーリー「真冬の北アルプス上空で、極秘任務中の米軍爆撃機ミッドナイトイーグルが消息を絶った。日本政府は、特殊爆弾を搭載したミッドナイトイーグルの回収に、自衛隊の特殊部隊を派遣するが、謎の武装集団に妨害されてしまう。」

http://www.midnighteagle.jp(公式サイト)

感想は原作読みの視点から語っていますので、あらかじめご了承下さい。

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2007年10月 5日 (金)

ザルツブルグ音楽祭オペラ「魔笛」TV放送

JUNeK-CINEMAのjesterさんに教えてもらった「オペラ魔笛」ザルツブルグ音楽祭での舞台をNHKBSHVNHKBSHVで放送していた物です。

BSHV環境のある人にお願いして録画してもらったのを見ることが出来ました。
ので、映画「魔笛」と比べた感想を書いてみます。

リッカルド・ムーティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ザラストロ =ルネ・パーペ 、
夜の女王 =ディアナ・ダムラウ 、
タミーノ =ポール・グローヴズ 、
パミーナ =ゲニア・キューマイア、
パパゲーノ =クリスティアン・ゲルハーヘル
パパゲーナ =イレーナ・ベスパロヴァイテ

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2007年9月17日 (月)

「ミス・ポター(Miss Potter)」映画感想

どう考えても自分の好みのジャンルじゃない「ミス・ポター」(原題:Miss Potter)を見てきました。Mo5284_f1

TOHO10周年の企画には忙しくて行けなかったけど、川崎は翌日も1000円だったので、見に行ったらコレくらいしか見るものが無かった、ジャンゴはチッタでやってるからココでは上映してませんでした。

主演の女優、男優の演技が良いらしいという噂を聞いていたのでとりあえず安いので見てきたと言うのが真相です。

内容は「世界的人気絵本キャラ、ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの半生を描く実話を元にしたドラマ」です。

で感想は普通の人とはちょっと違った見方をしてるので、要注意。
今回はネタバレもバリバリしてます。普通に楽しみたい方、楽しんだ方は続きを読まない方が賢明でしょう。念のためお断りしておきます。

http://www.miss-potter.jp(公式サイト)

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2007年9月 8日 (土)

高嶋哲夫著「ミッドナイトイーグル」読書レビュー

映画の予告編を見て、”北アルプスで軍事機密絡みのサスペンス”というキーワードで結構気になっていた作品の原作を買ってきて読んでみました。

北アルプスで謎の火の玉が落ちるのを目撃した報道カメラマンは、登山仲間とともに厳冬の北アルプス山中に分け入っていく。
一方で米軍横田基地では不振人物が侵入して銃撃戦となる事件が起こっていた。

ミッドナイトイーグル (文春文庫)

ミッドナイトイーグル (文春文庫)

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2007年8月 4日 (土)

「ミラーズ・クロッシング」映画(DVD)感想

こちらもネ友のJさんがディパーテッドの記事のコメントでお薦めしてくれた、フィルムノワールのギャング

ミラーズ・クロッシング スペシャル・エディション
ミラーズ・クロッシング スペシャル・エディション

アマゾンによると
「世界のコーエン兄弟、映画史に残る最高傑作。」だそうです。

トム…ガブリエル・バーン
レオ…アルバート・フィニー
ヴァーナ…マーシャ・ゲイ・ハーデン
バーニー…ジョン・タトゥーロ
キャスパー…ジョン・ポリト
エディ・デイン…J・E・フリーマン
フランキー…マイク・スター

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2007年7月18日 (水)

「魔笛 ( The Magic Flute )」映画感想

映画は好きなのにミュージカルは苦手で全く見る気がしないのですが、ミュージカルじゃなくて、オペラ映画「魔笛」 ( The Magic Flute )を見てきました。

Mo4997_f1 もちろんモーツァルトの傑作オペラです、今作は英国の名優にして名監督のケネス・ブラナー(ハリー・ポッターと秘密の部屋でロックハート先生を演じていた)が舞台を第1次大戦時代に移して映像化した物です。
なんで第1次大戦?と思いましたけど、意外と違和感は感じませんでした。序曲に乗せたオープニングの映像は名曲と戦闘シーンのコントラストが絶妙な雰囲気をかもし出していました。

http://mateki.jp(公式サイト)

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2007年6月24日 (日)

「マトリックス THE MATRIX 」3部作 映画(DVD)感想

DVD持っているのに感想書いてなかったシリーズ第2弾はシンシティに続きまして
マトリックス3部作 にしました。この作品は映画ファンなら名前を知らない人はいないでしょう、くらいの歴史的、革命的SFファンタジー映画です。この製作スタッフに大きな影響を与えた作品は以前紹介した映画攻殻機動隊です。タイトルバックからしてそっくりです。

自分の持っているのは3部作+オマケてんこ盛りの アルティメットエディションです。限定販売だったせいか、アマゾンの在庫には無くて、マーケットプレイスでなら返るようです。

マトリックス・アルティメット・コレクション 〈10枚組〉
マトリックス・アルティメット・コレクション 〈10枚組〉

問題は1作目のヒットを受けて作られた、同時撮りの2~3作目です。
2作目「マトリックスリローデッド(THE MATRIX RELOADED)」はザイオンでの馬鹿騒ぎやだらだらといちゃつくネオとトリニティにうんざりさせられました、見所は高速道路上のバーチャル的カーチェイスです、車の壊れ方もキャラクターの動き方も普通じゃない新感覚のカーチェイス(というよりクラッシュ)でした。
それで、最後は謎の残る終わり方でしたから、今一だってけど次に期待するしかないかと劇場を後にしました。

そして待ち焦がれていた3作目「マトリックス レボリューシュンズ (THE MATRIX REVOLUTIONS)」は前半から難解哲学系会話のオンパレード、にしてザイオンでは筋肉、体育会系アクションが展開していた、最後を飾るのが実写ドラゴンボール風、ネオVSスミスのガチンコ鉄拳対決、しかし、決着はピカピカドカン、、、で幕。哲学的ないいたいことはなんとなくわかったんだけど、ちょっと納得いかんなぁ、、という感じでした。

評価は 1が★★★★★ 2が★★ 3が★★★- かな、そんなとこじゃないですか?

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2007年4月12日 (木)

「蟲師」(むしし)映画感想

Mo4845_f1 「蟲師」実写映画版を見てきました。某アニメファンに薦められてて、アニメや原作漫画の存在も知っていましたが、アニメは深夜の為見られず(見逃してました)原作は1巻分くらい読んで、絵のタッチが今一好みで無かったのでそれ以上読んでませんでした。

今回、好きな漫画家で「童夢」とか「AKIRA」とかの作者、大友克洋が監督で実写映画化と言う事でかなり気になる存在でした。「AKIRA」のアニメはまあ良かったけど(原作の方が好き)「スチームボーイ」で外したのが頭に残っていて、映画ブログさんでも見事に意見が分かれててどうしたものかと、悩んでいましたが、Jさんの感想を見て劇場に行く事にしました。

内容は既に多くのブロガーさんが書いていらっしゃるので今更書くことも無いのですが、一応引用「100年ほど昔、不思議な生命体“蟲”を研究する、白髪で左目が義眼の青年ギンコという名の蟲師がいた。蟲を寄せ付ける体質のため一か所に落ち着けない彼は、旅の途中で蟲に取り憑かれた家に生まれた少女・淡幽と出会う。」

多くの人の感想を見ていた所為か、鬼太郎に似ているとか、髪の色が変だというのは全く気になりませんでした。

感想としては、自分はこの世界観が結構気に入った、という事です。元々妖怪好きとか妙な世界が好きということもあるでしょうが、あの山の中の風景、雰囲気が思い当たるのです。山登り愛好者として、山中を歩いているときに、確かに何か得体の知れない生き物の存在を感じるときがあるのです。また虹郎の追い求める「虹蛇」という物を見たことがある気がする、山の上でブロッケンの怪物に出会った時の感動が蘇ってきました。
それだけでもこの映画を見た価値があると思います。

ただ多くの人が言っている、盛り上がりに欠ける、ストーリーがつまらない、というのも頷けます。一つの事柄がはっきりと解決を見ないまま置き去りにされて、次の話に進んでいる点が拙いと思います、淡幽や助かったのかどうか?ギンコの魂の抜けた状態から何故、いつ、どうなったのか何一つ明快な答えが無いのが話をつまらないと感じさせている原因かと思います。

そうゆう作りで観客に考えさせているんだ、と、言ってしまえばそれまでですが、もうちょっと親切にしてくれても善いんじゃないかと思った作品です。

エンドロールにロケ地調査協力という形で多くのワンダーフォーゲル部が紹介されていて、ああ、なるほどな。と関心していました、それで登山者の感覚に触れていた訳ですね、納得。

評価★★★

蟲師 (通常版)
蟲師 (通常版)

http://www.mushishi-movie.jp(公式サイト)

「蟲師」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

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2007年1月 9日 (火)

山際淳司著「みんな山が好きだった」

スポーツジャーナリストの山際淳司氏による山岳ノンフィクション作品。

みんな山が大好きだった
みんな山が大好きだった

山を愛し、山で亡くなった登山家の物語。
彼らの生き様と、死に様を描く、他人から見れば愚かで無謀とも思える行動と遭難を、登山家の視点から追求した作品。
そこには「なぜ山に登るのか?」という永遠の問いの答えが見える。

山での死を賛美している訳ではなく、一見不器用で、頑固な人達の、実は純粋で情熱的な行動を理解しているからこそ書ける、無口で言い訳しない者達の代弁者とも言える名作。

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2006年12月24日 (日)

リアル諜報員映画「ミュンヘン 」「シリアナ」

スパイ映画と言うにはリアル過ぎる作品を2点。

と言ってもこちらは諜報員というより暗殺部隊なんですが、諜報部出身の工作員といった扱いで良いでしょう。

ミュンヘン スペシャル・エディション
ミュンヘン スペシャル・エディション

ミュンヘンオリンピックで起きた「黒い9月」によるイスラエル選手団監禁、殺人事件の報復を決意したイスラエル諜報機関 ”モサド” 主人公は身分を抹消され、暗殺団のリーダーとして、テロリストの背後にいる11人の人物の抹殺を開始する。
暗殺の手法や、実行の緊張感、フランス人情報屋などとの駆け引きは興味深く作られていて実に面白い。
ただ主人公がいかにも素人として描かれすぎのきらいがあった、改めて原作を読んでみれば実在の彼はモサドで諜報員としての訓練を充分受けているエリート工作員だった事がわかる、それならば数々の暗殺を実行していったのもうなずけるというものだ。

誰に遠慮したのかは判らないが、(なんとなく想像はつくけど)その辺を作りこんでくれれば更に素晴らしい傑作になったに違いない。

シリアナ 特別版
シリアナ 特別版

こちらは、その辺を作りこんではいるものの、登場人物や関係が複雑すぎて判らなくなってしまった感のある作品。
スパイ衛星等の技術革新に頼って人の手による諜報活動をないがしろにしてしまった ”CIA”の無力化を描く作品。

アメリカの石油業者、法律事務所、中東に展開するコンサルタント会社、イスラム神学校などが複雑に絡んでくるが、その説明はほとんどなく、事情に詳しくない人は何が何やらよく判らなかっただろうと思う、多少興味のある人(自分も)はかなり引き込まれて見ていただろうと思う、ただ、映画としてはストーリーの進むテンポが遅く、途中かなりだれてしまって退屈な印象だった、題材が面白いだけにもっと上手く作れば良かったのにと思う。

はからずも同じような結論の感想になってしまった2作品、リアリティのある諜報活動を映画にするのはいかに難しいかということだろうか。

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2006年12月23日 (土)

スパイ関連本の紹介「モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関」「スパイのためのハンドブック」「標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録」「CIAは何をしていた?」「日本のインテリジェンス機関」

久々にスパイ映画を見たので、いままで色々と読んできたスパイ関係の本について、紹介してみようと思います。

モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関
モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関

まずは日本人ジャーナリストが取材したイスラエルの諜報機関「モサド」についてのレポート。第2次大戦後、アルゼンチンに逃亡していたナチ親衛隊幹部を逮捕して自国での裁判に持ち込み、ミュンヘン「黒い九月」事件の黒幕たちを処刑していったことで、「世界最強」と言われる諜報機関です。
長年虐げられてきた民族は警戒を怠らないし、敵に対する執念も強いものがあります。
「目には目を、歯には歯を」とう旧約聖書の文言はもともとユダヤの民の物だった事を思い出させずにはいられません。

スパイのためのハンドブック
スパイのためのハンドブック

次は、そのモサドに在籍していた本物のスパイがガイドブックの形で自身の体験を綴った本。本物のスパイは映画や小説のような派手は活躍はしないで、地道に時間をかけて行う物だと、回想しています。相手の上流階級に近づく為に生活はむしろ華やかだったようですが、内心は針のムシロということだったらしいです。

標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録
標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録

こちらは「映画ミュンヘン」の元ネタになった本で、やはりモサドの工作員の話です。
映画で違和感を感じていた事柄もこれで解決しました、何の訓練も受けていない素人が暗殺など実行できる訳が無いということです。

CIAは何をしていた?
CIAは何をしていた?

そしてこちらも映画の元ネタになった本です、「シリアナ」の原作と言っても良いでしょう。
著者のロバート・ベアは実際にCIAに勤務していた人物です、本部の不理解の為に現地の諜報員がいかに苦労してきたか等が語られています。
世界一失敗の多い諜報機関といわれるCIAの実状が語られています。
9.11以降、その存在意義が問われていますが、イラク侵攻の為の証拠が見つかっていなかった事等を見ても立ち直ったとは言えない気がします。

日本のインテリジェンス機関
日本のインテリジェンス機関

では日本の場合はどうでしょうか?唯一現在日本の諜報関連本を書いているものでしょうか。この人も元内閣調査室で勤務していた人物です。日本の現状は更にひどい、ほとんど諜報活動は無いに等しいようです、「スパイ天国」と言われる現代日本の脆弱さが見えてきます。憲法改正する前にやる事があるんじゃないでしょうか?と考えさせられます。

他にもKGBやMI6など興味深い組織は多々ありますが、まだ良い本が見つかりません、何か読み次第紹介して行こうと思っています。

今回言及した映画の感想については、また後日書く事にします。

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2006年11月28日 (火)

「麦の穂をゆらす風」映画感想

Mo4762_f1 以前予告編を見て雰囲気とテーマに惹かれる物があった、「麦の穂をゆらす風」を見てきました。カンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞した作品だそうですが、カンヌ作品は好みと違う物が多いのであてにはしていない、とりあえず作りは良いと言う程度の捉え方で参考にしています。

原題:The Wind That Shakes The Barley

物語はアイルランド独立戦争に従事した青年を描く作品、同時代のテーマの映画としては独立戦争全体を描いた、マイケル・コリンズが思い浮かびます、アイルランド共和国軍の指導者のマイケル・コリンズを中心の話です。
今回はその共和国軍に身を投じたある青年と、その周辺のみで話が進行していきます。

あるアイルランドの田舎町で英国軍に反抗的な少年が、家族の前で暴行を受けて死んでしまう。医師としてロンドンに向かうはずだった秀才の青年は、英国軍を追放して、祖国独立を勝ち取る為に義勇軍に参加する決意をする。ある日義勇軍のメンバーが働いていた農場主に迫られて、アジトを密告、仲間のほとんどが逮捕されてしまう。
なんとか牢獄から逃れた彼らは裏切り者を抹殺するように命令される、農場主の抹殺は当然のことと受け入れる青年だが、密告者のメンバーは彼の幼馴染だった、義勇軍といえども上官の命令は絶対、大儀の前に同胞を殺せるのか。

この先はあえて書きません、歴史的に言えばアイルランドは自治権を認められる条約を締結、英国軍の撤退は叶うものの完全独立には至らず、その後内戦状態になります。
最近までIRAのテロのニュースがTVなどで流れていた記憶があります、9.11以降はあまり聞かなくなりましたが、全アイルランドの独立を目指す組織は今でも活動を続けています。

この映画は英国に虐げられた彼らの痛みや怒り、戦争よってもたらされた疵、理想の違いなどから仲間同士で殺しあうまでに至る過程が、兵士の内面ともども表現されています、悲しく重いテーマですが、心に響くものがありました。

現実の戦争がどういう結果を招いているか、まざまざと見せつけられた気がします。

現在のイラク情勢や、パレスチナ問題を見ても同じような図式が見られます、この映画が決して”昔の話”を描いているだけではない、という事も感じさせられました。

映画公式サイト↓
http://www.muginoho.jp/

麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション
麦の穂をゆらす風 プレミアム・エディション
DVDも発売

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2006年11月24日 (金)

映画「マイ・ファーザー(MY・FATHER)」

ドイツ俳優大好きのJさんのお薦めでリバイバル上映中の映画「マイ・ファーザー」原題名「MY・FATHER Rua Alguem 5555 」を見てきました。

ヒトラー ~最期の12日間~ や、キング・コング で色男を演じていたトーマス・クレッチマン主演、ベン・ハー ボウリング・フォー・コロンバインにも出ていたチャールトン・へストン、アマデウスのサリエリの人(コラ!)が競演。
イタリア、ハンガリー、ブラジルの合作。ただし全編英語で話しているのは少し違和感を感じる、ドイツ語とポルトガル語じゃ難しすぎるということか?

ナチス政権下、強制収容所でSSの医者として人体実験等をしていた戦犯で、敗戦後南米に逃れている父。一度も会ったことの無い息子がたずねていくという話。息子はその苗字のせいで謂れ無きいじめに耐えてきた過去がある、その生まれの為に迫害を受けた自分と、ユダヤ人としての生まれただけの人々を迫害した父、今、彼が何を思っているのか理解するために直接対決する。

しかしそこにはジェネレーションギャップなどという生易しい物ではない溝が横たわっていた、当時のドイツでは実力のあるものはナチスに入って国に尽くすのは当たり前だ、と言い放つ父、何万人という人を殺したと責める息子、そこには何の理解も無い。

時代の流れとは言え、戦争を肯定し、人種差別を当然と思っている世代と、大量虐殺の過去を引きずり、罪の意識を植え付けられた世代。同じ事は日本人にも当てはまるのではないか、いまだ未解決のテーマとも言える。

同時に親子間の争い、エディプスコンプレックスも描かれているようにも感じる。
父のしたことを許せないが、肉親を告発する事にも抵抗を感じている、血の繋がりとは何なのか?というのも答えの出せない問題かもしれない。

いずれも重いテーマながら、俳優の熱演で思わず引き込まれる、ブラジルの大自然などの映像も見事。

一つ個人的に気になってしょうがなかったのは主人公の”ヘルマン”という名前、ヘルマンMと言えばどうしてもこの人が頭に浮かんじゃうのはどうしようもないか?
http://en.wikipedia.org/wiki/Hermann_Maier

この映画はすでにDVDで発売されているが、邦題の死の天使うんぬんの台詞は作品中に全く出てこないので注意。収容所での行動もごくわずかなので、そちらに興味のある人には向いていない事も添えて置きます。

マイ・ファーザー 死の天使
マイ・ファーザー 死の天使

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2006年11月 9日 (木)

水木センセイ自伝

読んでしまいました、水木センセイの自伝完全版、なにが完全なのかというと、今まで「昭和史」とか「のんのんばあ」とかで少しづつ書いてきた事柄と重なるからでしょうか。

生まれてから、最近までを、戦前、戦中、戦後の3編に分けて書かれています。センセイは先の大戦で南方へ赴き、生還した数少ない証人の一人でもありますので、戦争や当時の軍の実態を生々しく語ってくれています。   しかし、そこはセンセイの事、普通の体験記ではなく、当然妖怪とかいろいろ出てくるわけです。

完全版 水木しげる伝〈上〉戦前編